このミス1位に納得。ラノベっぽい表紙に先入観持ってしまい、甘く見てましたごめんなさい。ラストで一気に全ての事象が反転するこの快感は…そう、カーの「火刑法廷」を彷彿とさせます。素晴らしかった。
「東京輪舞」に続き、平成を振り返る感じの作品。ちょっと救いがない感じのラストで、読んでいて辛かったです。
ちょうど、積ん読にしてた「ドミノ」を読もうと思っていたらまさかの新作。セットで一気読み。大変登場人物(または動物)が多いけど、しっかりみなさいい自己主張してきっちりドミノを押し倒してゆくこの愉快さ。楽しかった。
出てくる作品が割とどれも有川作品の映像化をモデルにしている感じだったので、始終ニヤニヤしっぱなし。そして、この作品でも有川作品名物「かっこいい大人」満載。堪能しました。
NHKで「ハムラアキラ」としてドラマ化したのを見て、手に取ってみましたが、本格プラスハードボイルドの味わい、堪能しました。葉村さんは原作でもドラマでも(シシド・カフカははまり役だと思う)かっこいい。ちなみに、若竹さんは妻が生前好きな作家さんでした。ドラマ一緒に見て、感想を言い合いたかった。
令和の時代に小市民シリーズの新作が読めるなんて嬉しすぎる。このままシリーズ継続していっていただきたい。
ジャケ買いですが、ラストで号泣。
「慈雨」が面白かったのと、自分の仕事であるケースワーカーを取り扱った作品ということで手に取りましたが、ちょっとこちらはあまり乗りきれず。臨時職員にいきなりケースワーカーやらせるとか、窓口支給を職員が手作業でやってるとか(もしかして今でもこのやり方の福祉事務所あるのかな?だとしたら不勉強でもうしわけない)、およそリアルじゃない描写の積み重ねにちょっと辟易。ミステリとしてもやや平板で、「慈雨」に比べるとどうしても物足りなし。でも、この作家さんは他のも読んでみようと思いました。
ネットの噂に違わず、やはり弊機がかわいいです。
こっからあとは、書影のみでご容赦を。
ここまでで、とりあえず2020年入っての読書冊数は22冊。ぶっちゃけ、3月入ってから活字の本読めてません。今年は100冊超えるの無理かなあ。でもがんばります。