今年の年越し読書は…

 2017年じゅうに一冊読了することは結局叶わず、年越し読書と相成りましたのは、2年前の「このミス」1位。いや、もっと早く読んでおけば良かったと思う傑作でしたよ。

王とサーカス

王とサーカス

さよなら妖精」はかなり前に読んだのだけれど、その悲しい結末以外の部分を(登場人物の名前も含め(^^;)キレイに忘却していましたが、それでも面白く読めました。異境ネパールでの、これまで生きて学んできた知識や常識がただの傲慢に過ぎないことを突きつけられながら闘う孤独感。やがてそれすらも乗り越え、記者としての誇りを見つけ出す大刀洗さんの姿は、雄々しく美しい。この場所を知らしめるため、かなしみをサーカスにしない…これは、ジャーナリストだけでなく、物を書く人間全てが肝に銘じるべきことだとしみじみ感じましたですよ。 
 
 …さて、正月三が日で1冊。できれば1月中にもう2〜3冊は読みたいと思うのですが…2018年はどうなりますことか。

最近観たDVD

 見終えたのは新年入ってですが、去年から時間ができるたびちょこちょこ見てましたー。

ダイヤモンド・アイVOL.1 [DVD]

ダイヤモンド・アイVOL.1 [DVD]

 変身するのがヒーローじゃなくて敵怪人というパターンはなかなかに斬新で面白いけど、なんだか前世魔人の種類が少ないのが寂しいです…どうせ「ばれたか〜」ってみんな大見得切るんだったら、全員違う個性が合った方が面白いと思うのですが、そこは大人の事情なのでしょう(笑)。後半のライコウとヒメコブラの悲恋?とか、ちと強引なところは否めない展開でしたが、毎回サスペンスフルで見応えがありました。傑作なり。

avapo67 劇場映画ポスター :【ウルフガイ 燃えろ狼男】1976年公開 千葉真一、奈美悦子

avapo67 劇場映画ポスター :【ウルフガイ 燃えろ狼男】1976年公開 千葉真一、奈美悦子

 ソフト化されていないので、画像は当時のポスターで我慢。名作ウルフガイシリーズ(自分は原作未読ですみません…)を千葉真一主演で映画化、年末にチャンネルNECOでやってたのを鑑賞。全体に陰のある裏社会描写の独特の雰囲気、千葉真一のハードボイルドなかっこよさ、登場する美女の各々の個性をセクシーシーンと見所は山ほどあるのに…千葉真一は狼男に変身はしません。変身手前まではいくけど。最後のその一点をもって、なかなかにがっかりな感想です…ソフト化されてないのを見られたのは嬉しかったけど。

年末年始に読んだコミック

 

 前から存在は知っていたのだけれど、アニメ化するという情報を聞き、我慢できなくなって買い集めました。今は3巻までしか読んでないけど…抱腹絶倒。この先もなかなかにゴクドルズの皆さんは過酷な試練に遭遇するようですが、楽しみにしてます(笑)

 まさか、連載10年にもなって、こんな衝撃の展開が待っているとは!逆に最終回が近いのではないかと心配になってしまいます!! …何故かデジタル以外の17巻の画像がないので。時間、康穂ちゃんの秘密に期待。