とりあえず、本日ご報告する分9冊を加えて、40冊になりましたよ!4ヶ月で40冊ってことは、このペースを保てば、割と120冊とかいける可能性もあるので、なんか達成感がありますね。でもまあ、本当は読書ってのは達成巻を楽しむモノではないはずなんですが…実際、冊数の中には児童書やラノベも入っているわけで、気合いを入れて読めば冊数育って当然、みたいな。
ここから先は、ゆったり楽しむ、味わいの読書をしたいと思います。
てなわけで、感想たまってるので今回も読了報告と一言感想モードで。
ただ、惜しむらくは、混沌の神の代表格「アリオッチ」が、今回の訳では「アリオッホ」に改変されていたこと。訳者後書きを見ると、そっちが正しい発音っぽいのですが…自分は「アリオッチ」という名前に、一見親しみやすそうでありながら、実は奇妙に捻れて馴れ馴れしくされることを拒んでいるかのような不思議な語感を覚えていたので、やはり残念。「アリオッホ」って、なんか未開の民族のかけ声かゴリラの雄叫びに聞こえてしまうのですよ俺は。なので、実は読みながら名前を脳内変換してます。
平井骸惚此中ニ有リ 其2
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 5
森奈津子シリーズ最新作ですが、今回はあんまりミステリではない気が。むしろハードSF。いや、エロの面でもハードですが(笑)。
しずるさんと底無し密室たち
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 5
うあ、津原さんってこれが処女短編集だったのか。それなのになんてハイレベルな。とにかく、現実と幻想の狭間を彷徨い翻弄される感じの読書感覚が素敵です。一番のお気に入りはやはり「反曲隧道」。視点を入れ替えてみることによってあぶり出される、新しい恐怖。謎解きから戦慄のラストまで、無駄が全くない作りに名人芸を感じました。津原さんもっと読もう。
そのタイトルと出だしとカバーイラストからは想像できない、いやーな真相が素敵。サクサク読める佳作でした。
水城さん萌え。先にキマイラ読んでいるので、この本の仕掛けは思いっきりネタバレされてるはずなのに、記憶力の悪さが幸いして(泣)つつがなく楽しんでしまいました。喜んでいいんだか悲しんで良いんだか。とにかく、面白かったです。ラストもなにげに深くて、じーんと胸に染みいるし。
あなたに不利な証拠として
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 5
基本的に、マウザーもファファードもバカなのね。バカでどうしようもないチンピラでごろつきなのね。高貴なところなんてまるでないのね。でも、旧神の末裔らしくて、お気に入りなのね。まあ、ファンタジーでここまで徹底して主役が小悪党なのも珍しい気がするので、やっぱり面白いです。