遡及更新中。5/6日に書いてます。
児童書やヤングアダルト層向けと言うにはあまりにえげつなくて醜い大人の世界が手抜きナシに描かれていてどうよ、と思ったけど、講談社のミステリーランドとかもそんな感じの作品多いからいいのかコレで(^^:。そう、真相とか大人達のキャラとかどうしようもないのに、それでもほんわか温かい気持ちになれる不思議な作品でした。ファンタジーとミステリの融合という山田氏の目論見は成功していると思います。
姫川みかげさんが絶賛してるのを見て手に取った作品。タイの都市・自然情景の描写がとても美しくて、描かれたタイの人々の姿もなんかけなげで切なくて、各短編の結末もなんか後を引く感じの、印象深い作品群。一番胸に残るのは、やっぱり表題作ですね。
涙滂沱と流して号泣する類の「感動」ではないけど、砂浜の上に点々と残る足跡のように、くっきりと心に刻まれる感じのお話。
タクティカル・ジャッジメント 2
posted with 簡単リンクくん at 2007. 5. 7