泣く泣く79

結局。年間100冊読書はどう背伸びしても達成できそうにありません。
今80冊目を読んでいるところ。
うう。てなわけで読了報告。来年は、きちんとした読書感想が書けるようにしたい…うう。

火村英生に捧げる犯罪

火村英生に捧げる犯罪

有栖川さんがケータイ小説を書かれていたとは知りませんでした(^^:限られた条件の中で苦戦してらっしゃる様子がお労しい…こうしてみると、やはりケータイ小説というジャンルは本来の意味での「小説」を表現する場として適さない気がしますな。
ファミリーポートレイト

ファミリーポートレイト

リーダビリティは高いのに読むのに異様に時間がかかるという、希有な読書体験(笑)。というか、重くておどろおどろしくて、読み進むのが辛かった…。なんか、主人公と桜庭さんの人物像が大変だぶって見えるのですが…気のせい?
BG、あるいは死せるカイニス (ミステリ・フロンティア)

BG、あるいは死せるカイニス (ミステリ・フロンティア)

面白かったけど、「男性」というモノがここまで我々の世界と異なる存在なのであれば、「女性」が「男性化」した後のキャラクターというのは、もっと違った形になるのでは…なんて変なことを考えてしまいました。
ペガサスと一角獣薬局

ペガサスと一角獣薬局

島荘風大技物理トリック炸裂の短編集。堪能しました。一番お気に入りは、「光る棺の中の白骨」。密室トリックが素晴らしいです。
さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)

さよなら妖精 (ミステリ・フロンティア)

犬はどこだ (創元推理文庫)

犬はどこだ (創元推理文庫)

とっかかりや設定はコミカルだったり可愛かったりするのに、ラストの後味は最悪の米澤節2作品。こんなのってあるかい!と絶叫したくなるほど理不尽だが、だからこそ、消えない余韻を残す。
方舟は冬の国へ (カッパノベルス)

方舟は冬の国へ (カッパノベルス)

 西澤さん得意のSF的設定も光ってますが、それよりも、疑似家族を演じるうちに、本当にお互いが必要な存在となっていく主人公たちの様子が、切なくも微笑ましくて良いです。
スナッチ

スナッチ

西澤さんの最新作(かな?)。とにかく、高知市民としては微に入り細に入る地理的描写にどきどき。西澤作品は、よく高知が舞台になってたり架空の町が舞台になってたりしてもモデルははっきりくっきり高知市街の風景だったりする描写が多かったり(笑)するが、ここまで徹底して実際の地名や史実の描写にこだわってるのは初めてかも。しかし、「夢は枯れ野をかけめぐる」でも感じたんですが、西澤さんて最近マクロビオティックにはまってらっしゃるのかね?食やガン治療についての考え方が、やけにロハスな方位に傾いていらっしゃる気が(^^:
オフェーリアの物語 (ミステリーYA!)

オフェーリアの物語 (ミステリーYA!)

うーん。独特な造語の数々はオタク心をくすぐられますが、今ひとつ「影歩異界」がどういう空間なのか、しっくりこなかったです…
壁に書かれた預言 (集英社文庫 マ 7-10)

壁に書かれた預言 (集英社文庫 マ 7-10)

表題作、衝撃的ですが、乙一の某作品にそっくし(^^:盗作とかでは無論ないんでしょうが、「壁の落書き」というモチーフがやはり魅力的だということなんでしょうね。

こっから後は、書影オンリーでお茶濁します。

コールド・ゲヘナ (電撃文庫)

コールド・ゲヘナ (電撃文庫)

ヤクザ大辞典 (双葉文庫)

ヤクザ大辞典 (双葉文庫)