最近読んだ本

 今年の読書、今のところ2ヶ月で8冊ですか。やっぱ少ない。

身代わり

身代わり

勿体なくて読めなかった、タックシリーズの9年ぶりの長編新作。
相変わらずの論理のアクロバットは愉しかったですが、せっかくの9年ぶりの再開なのに、タックたち本人の関係の変化についてはあまり語られていなかったり、ボアン先輩もウサコもタカチも出番としては少し物足りなかったかも、です。今度はもっと早く彼らと再会できるといいな。

ロード&ゴー

ロード&ゴー

有川さんの大絶賛に惹かれて手に取りましたが、たしかにこれはジェットコースター。序盤の、救急隊員の勤務についての解説部分こそ読むのに時間かかりましたが、そのあとは流れに任せてあっという間に読了。
いやあ、消防署に足向けて寝られないです。でもって、無駄な救急車呼びつけは本気で止めましょう。
性格の悪い私には、犯人達の動機の青臭さが鼻についたりしますが(^^:それもまた、ラストの感動盛り上げる大きな要素になっているので、マイナスにはなりませんでした。最高。
でも、映画化してもハリウッドをきゃんきゃん言わすのは…無理じゃないかしら(^^:似たテーマやストーリーの映画としちゃ、「バックドラフト」や「スピード」という壁があるからなあ…

桜宵

桜宵

北森さん追悼として読みました。表題作をはじめ、嫌がなくさりげない上品な蘊蓄と、やはり感じの良い展開、衝撃的でこそなくても人間の深いところに訴えかけるような推理と解決。
日本の本格ミステリ界にとって、実にもったいない人をなくしました。合掌。

図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

図解! あなたもいままでの10倍速く本が読める

これを読書冊数に入れるのはどうかと思いつつ(笑)。この本に書かれているとおりに読書や勉強を行うには、それなりに時間と労力が要りそうなので(マインドマップ制作とか)面倒くさい(^^:のですが、高速リーディングやスキタリング、ミカン集中法はすぐ実行できそう。実際やってみると確かに読書速度は上がりました。

変な学術研究 2 (ハヤカワ文庫NF)

変な学術研究 2 (ハヤカワ文庫NF)

「1」では、結構いろんなジャンルに及んでいた変な学術研究ですが、今回は法医学限定。変な死に方、自殺の方法、死体の研究が楽しめました。変な本。

キケン

キケン

なにげにサイン本をゲットしてしまいました(笑)
ちなみにこの表紙、本編を読んでみるとあながち嘘でもないことがわかって面白いです(笑)サイコー。
自分はあまり部活動やサークル活動をしてこなかった人間なので、彼らのような、学生時代の輝かしい思い出は少ないのですが、元山くんが感じた「かつての自分たちの場所が、今はもう自分たちの居場所でない寂しさ」というのは、なんかすごく分かる気が。
 ちょっと例えが違うかもですが、自分も、自分が心血注いで働いて、何かを築き上げたと思える職場ほど、今は近づかないもの。