恐怖劇場アンバランス&チャーリー・ジェイド

 お正月、ちょこちょこたまってたDVD鑑賞。積読から映画から漫画から、あらゆるものを溜めてるので年末年始の休みとか有効活用したかったのですが、結局年末年始の録画番組の消化に精一杯で、あまり問題解決できず。

昨年内からちょこちょこ見て、このお正月にもちょこっと。前見た分も感想を書きそびれていたので、この機会に一緒に。
ちなみに「心臓の弱い方、お一人でご覧になる方は、この『恐怖劇場アンバランス』はご遠慮下さい」というオープニングナレーションにびびりながら鑑賞しましたが、あんまり怖くないです(^^;むしろ、人間の暗部を描くサスペンス系のお話が多い。面白いことは間違いないですが。監督や脚本家さんは勿論、原作が豪華(西村京太郎とか松本清張とか)なのも美味しい。
ちなみに現在6話まで鑑賞。各回別に一言ずつ感想。

○「木乃伊(みいら)の恋」不思議なお話だけど、これこそ全然怖くないっす(^^;変な話。

○「死を予告する女」
 これは少し不気味な話でしたが…やはり怖くはないなあ(^^;

○「殺しのゲーム」
 面白い!ラストの衝撃もすごいですが、その後の青島幸夫の投げかける疑問も含めて余韻を残します。

○仮面の墓場
 とりあえず、昔のアングラ劇場の雰囲気がよくわかって別の楽しさがあります。ちなみに、上演予定だった劇のストーリーはすごく面白くなさそう(笑)

○死骸(しかばね)を呼ぶ女
 なんで彼女の霊が彼氏の霊に殺人を犯させるのかがよくわからないけど、「幽体の愛」というフレーズが不思議な迫力を持つ一編。

○「地方紙を買う女」
 原作を読んだことがあるはずなんですが、細部を忘れてるので新鮮な気分で鑑賞(^^;サスペンスの盛り上がりもさることながら、作家の情念と女の情念、二つの情念が絡み合う様が実に圧倒的。でも怖くはない(笑)

 あと、オープニングとエンディングで使われる、猫のシルエットがカワイイ(笑)不気味さを演出したかったのだとは思うのですが(当然か)猫の仕草があまりにカワイイので、俺みたいな猫好きには逆効果という。

チャーリー・ジェイド VOL.1 <初回限定生産版> [DVD]

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前に書いた南アフリカの異色SFドラマ、ラストまで鑑賞。いやあ、最後までスケールがでかくて、映像も緻密で面白かった。…でも、地味(笑)アクションもサスペンスもあるけど派手ではなく、全体的に落ち着いたトーンで進んでいくので、宣伝文句から派手なSFを想像してしまうと退屈に感じるかも。あと、「難解」という評価については、俺はそれほど感じませんでした。一応SF慣れしてるのでパラレルワールドサイバーパンク的世界観に馴染みがあるから?でも、あの結末部分は、よく意味がわからなかったというか、結論が飛躍しすぎ(^^;なんでチャーリーにそんなことができるの??という。セカンドシーズンが作られたら、その部分も説明されるはずだったんだろうけど…予算不足で制作中止になったようなので、激しく残念。謎もいっぱい残ってるのに。