最近読んだ本

もはやこのサイトの更新も生存報告以外の何ものでもないのですが、それにしても壊滅的なこの読了冊数。

ソウル・コレクター

ソウル・コレクター

とりあえず、リンカーン・ライム物制覇計画はどうにか完了。こうなるとキャサリン・ダンスものにも手が伸びそうになりますが、それをやるとまた読了冊数が更に落ちますよ…自分の読書速度の遅さが恨めしい。
これまでもライムに犯人が迫ってくる展開はよくあったわけなんですが、今回の、情報を使って相手の存在を追いつめる、という方法は斬新。我々の生きている情報化社会の深淵をのぞき込む感じで、結構ぞっとしました。
でも、犯人は…うーん。いつもライムものではどんでん返しを期待してしまうのですが、今回はいまいち。ともかく、これでこのシリーズの新刊が出てもすぐ手をつけられますよ。つけますってば。

ばらばら死体の夜

ばらばら死体の夜

今年の「このミス」で桜庭さんが隠し球にしていた一作だと思い、期待して読み始めましたが…うーん。面白いと思うんです。けど、改正貸金業法の話とか、必要かなあ?落ちていく男と女の話は桜庭さんの得意分野だと思うので、どうせなら男女の耽美な転落話に徹した方がよかったんじゃないかと思います。
あと、同じ転落話にしても、今回の主役たちには全然共感できるところがなかった。すみません。他のサイトのこの作品に関する感想とか読むと、自分の方こそ最近感性が死んできたのかしら、とも思います。年ですかねえやっぱ。

よいこの君主論 (ちくま文庫)

よいこの君主論 (ちくま文庫)

久々のジャケ買い。いやあ、面白かった。現実にこんな小学生がいると嫌だけど(笑)、例えとしては滅茶苦茶わかりやすいです。かといって興味がわいて君主論を手に取るには俺は年をとりすぎているわけですが、マキャベリズムの一端に触れることができてうれしい。

ブッダの秘密

ブッダの秘密

なんとなくコンビニで見かけて、これまたジャケ買い。しかし動機は仏教について知りたいからではなく、「これ読んだら『聖☆おにいさん』もっと面白く読めるかな?」という罰当たりなもの。この動機で、そのうち「よくわかる聖書」とか読むかもしれません。とりあえず分かりやすくて良い仏教入門書だと思います。

それにしても、もう1年の三分の二が終わろうというのに、ここまでの読了冊数は11冊です。これでは趣味が読書などという肩書きはもう返上すべきなのかもしれません…カナシイ。あと四ヶ月、ちょっとがんばってみようかしらん。