それでも20冊は到達

 低調ながらも、コツコツ時間を見つけて読書してたので、20冊には到達しましたよ。
 しかし、2013年もあと3ヶ月と少し。あと何冊読めるんでしょうか。

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

有頂天家族 (幻冬舎文庫)

アニメが面白いのでつい手に取ってみました。初の森見さん。狸さんたちがなんだかとても愛嬌があってカワイイです。それでいて、時々ほろりとくる不思議なファンタジー。アニメも、原作を読んでいたとしても楽しめるいい感じの出来。もうすぐクライマックスですが、楽しみです。

狼と兎のゲーム

狼と兎のゲーム

「殺戮にいたる病」を凌ぐ衝撃!という帯の惹句につられてジャケ買い。ですが、真相としてはミステリ読みなら十分気づけるレベルのものなので、そんなにも衝撃ではなかったです。が、子どもたちの逃走と、それを追うサイコパスな父親の追跡劇が実にスリリングで、続きが気になって一気に読み切ってしまいました。我孫子さんの作品を読むのは実はかなり久しぶりなのですが、リーダビリティとストーリーテリングの巧さはやはり健在だなあと。

クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)

クラーケン(上) (ハヤカワ文庫SF)

クラーケン(下) (ハヤカワ文庫SF)

クラーケン(下) (ハヤカワ文庫SF)

 初ミエヴィル。数多い濃いキャラと独特のオカルト世界観に振り回されて目眩がする作品でしたが、読み終えてみるとなんか本を閉じるのが寂しい。不思議な読後感。実はダイオウイカクトゥルー(結局あんまりクトゥルー関係なかったけど)という心ときめく組み合わせにつられてジャケ買いをしたのでしたが、ミエヴィル他にも読んでみようかと思い、「都市と都市」を買ってきてしまいました。いつ読めるのかは不明だけど(笑)

機龍警察(ハヤカワ文庫JA)

機龍警察(ハヤカワ文庫JA)

「自爆条項」を先に読んた後、1作目も読んでみたくなって手に取りましたが、いや、最初から熱い熱い。姿さんと中国人傭兵兄弟の戦士ならではの友情と非情が、滅茶苦茶かっこいい。これ、やっぱり「暗黒市場」も読んでしまうかな。しかし、月村さんって機龍警察以外にも警察小説書き始められてるようだし、ダークな警察小説の専門家になりそうな勢いですね。

風の中のマリア (講談社文庫)

風の中のマリア (講談社文庫)

 百田さんのように万民が褒めちぎる作家さんは、実はひねくれ者の私はあまり読む気にならなかったりしますが、コレは「スズメバチが主役」という異色の設定に惹かれて読んでみました。スズメバチのことがめちゃくちゃよくわかりますが、虫が人間の学術用語を使って会話しているのはやっぱりなんか読んでいてくすぐったい。とはいえ、虫の視点で小説を書こうと思えばこうならざるを得ないのでしょうが。

別冊映画秘宝 海外TVドラマ・マニアックスVol.5 最新検証!21世紀サンダーバード読本 (洋泉社MOOK)

別冊映画秘宝 海外TVドラマ・マニアックスVol.5 最新検証!21世紀サンダーバード読本 (洋泉社MOOK)

 サンダーバードをスーパードラマTVで観てたので、予習用に購入、読了。「巨大ワニの襲撃」にまつわる、動物愛護協会の視察エピソードとかが面白かったです。

 ちなみに今は伊坂幸太郎の「死神の浮力」読んでます。これまた久しぶりの伊坂作品。
 ところで、読了報告はこんなところですが、コミックは山ほど溜まってるので、また日付遡及して書影のみの読了報告します。