既にツイッターとかで感想呟いたりしてるんですが、まとめて再掲。時により加筆。
- 作者: 酉島伝法
- 出版社/メーカー: 東京創元社
- 発売日: 2013/08/29
- メディア: 単行本
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その異様さの前に、凡人はただただ圧倒されながら、驚嘆しながら眺めるのみ。
…と、理解できなかったことをさっきから必死で弁解しながら感想書いてますが、かといって読むことが苦痛だったかと言えばそうではなく。これだけ理解できなかったにも関わらず、読むのを止めたいとは一度も思わなかったのでそ。人知を超える異界を覗き込むのにも似た蠱惑、とでも言うか。これはこれで実に心地よい、新年早々濃ゆい読書体験でした。ただ、やっぱり自分がこの物語を理解できる知性を有していないのは、なかなかに悔しい。ただただ悔しいです。
- 作者: 乾 くるみ
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2007/04/10
- メディア: 文庫
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あと、恋愛小説が苦手な俺は、この話が初読時には何の変哲もない平凡な恋愛小説としか読めないのがキツかった。真相がわかった後で再読すると全然違うお話(どうかするとサイコスリラー?)に変貌すると思われるので、次読むときはその辺は苦にならないとは思われますが、今は時間的余裕がない…いつか時間を置いて、じっくり読み直したいと思います。(そのときまでに真相を忘れていたらどうしよう(^^;… )
ちなみに、今読んでいるのは冲方丁さんの「はなとゆめ」。この人の小説はなんか「もののふ」というイメージがあるので、女性が主役の平安宮廷もの、というところでかなり意外性アリ、楽しみです。