一月は行ったし二月は逃げたし22冊

 相変わらずバタバタで正月以来の更新ですが、年が明けると大忙しで読書ペースにも影響が出つつあります。が、それでもどうにか二ヶ月で22冊。今年も100冊目指して頑張りますよ。

 新年初読書はこれでした。Twitterで呟いたらなんと安田均さんにリツイートされたので感動した!中高生の頃、ドラゴンランスシリーズを貪り読んだ身としては懐かしい友人たちに再会したような感覚でした。そして、マジェーレ兄弟がああ見えて青春時代はそれなりに色恋沙汰あったのが面白かった(笑)ドラゴンランスシリーズも戦記と伝説こそ読破してるけど、その後のシリーズは結構未読だったりするし、いろいろ手を出したくなってきましたよ。

 亡くなった妻が生前近藤史恵さんが好きで、このシリーズも読んでたのですが、私は未読でした…が、昨年12月にファミリー劇場で「シェフは名探偵」の一挙放送やってたのを見たのがきっかけで、読んでみました。いやあ、今まで読んでなかったのが勿体無い。面白い!原作も各編短くて読みやすいけど山椒は小粒でピリリと辛い名篇揃いなのですが、ドラマの方も良い感じでアレンジ効いててめっちゃ楽しみました。シリーズはまだ続いてるみたいだし、今後も追いかけよう!

 久々に読んだ宇佐美さん。事前情報なしに手に取りましたが、これも傑作だった…1700年を生きる家族と、新興宗教にはまり妹を死なせた(これにはちょっと仕掛けあり)母親を憎む主人公の交流にコロナ禍(ウィルス名は変えてるけど)を絡めてスケールの大きなホラー・ロマンになるかと思いきや、最後は「家族とは何か」を綺麗事ではなくそれでも優しく描ききる、素敵なお話でした。今のところ、本当に宇佐美さんの作品ははずれがない!

 月村さんの小説でこんな微笑ましいストーリーなのは珍しい。ある意味異色作?でも、この登場人物たちってどうかするとシリーズ化できそうな気もする。ほのぼのスパイアクション的な(笑)

 「藁の盾」、日本映画専門チャンネルでやってたのを見てから原作を読みたくて手に取り、木内一裕さんという作家さんを知りましたが…ビーバップハイスクールの作者さんだったのね。びっくり。何冊か追っかけ中。面白いです。

崇徳院~」、初めて読んだ「スリーバレー」シリーズ?の長編。いやいや、普段とは打って変わってシリアス。いつも軽口叩いてる感じの宮田さんにこんな背景があるとは。そしてこんなかっこよく探偵してくれるとは。ギャップを楽しみました。

 長く共に過ごした愛猫とお別れしちゃうと、つい姿を探してしまうのは養老先生でも同じなのですね。養老先生の本なので、猫の姿を通していろいろ深く生命のあるべき姿を考察していらっしゃるのも興味深かったです。

 

 すみません、毎度のことですがここからは書影でご容赦ください。