同じタイトル使っていいのかよ。

 最近、読書が進んでいません。なんだか先週一週間体調が悪くてだらだらしてたんですが*1、この土日のんべんだらりと過ごして少し復活。しかし来週は仕事が修羅場に突入ですが。ふう。
 こんな状態なので、あんまりDVD消化も読書も進んでいません。ただ、この土日のだらだらしがてら、「スパイラル〜推理の絆〜」を読んでいました。原作者の城平京さんは、鮎川賞佳作入選?後、厳密な意味での本格ミステリ小説は書いてらっしゃらないようですが、こちらの方では大成功のようですね。応援してます。1巻の後書きで、デビュー作「名探偵に薔薇を」について、「笑っちゃうくらう売れてない」と仰られていますが、ちょっと以外。えー、結構当時、話題になったと思ったんだけどなあ…といっても、本格ミステリ好きの仲間の間だけでだから、やっぱりトータルすると厳しかったってことなんでしょうか…ちなみに俺は買って持ってます。
 物語序盤、変に狭義本格ミステリの枠組みにこだわった犯人宛系のストーリーのあたりだと少し面白いかどうか微妙でしたが、本格的に「ブレード・チルドレン」たちが動き始めると、なかなかに面白くて止まりません。これまた城平先生、「だんだんミステリでなくなってきたかも」、と気にしておられるようですが、「ハートは本格」、しっかり伝わってきますぜ。ちゃんとした感想は、既刊コミック全部読み終えてから。
スパイラル―推理の絆 (1) (ガンガンコミックス) 鷲尾三郎名作選―本格ミステリコレクション〈6〉 (河出文庫)
 ちなみに活字の方の読書の方は、河出文庫の「鷲尾三郎名作選」。古いけどそんなこと気にならない面白さ、あります。

こうして、だらだらのたのたしている間に終わろうとしている日曜日、新番組の日曜劇場「Mの悲劇」を観ました。日曜劇場ってば「砂の器」やったり、「逃亡者」やったり、過去の名作のリメイクに力を入れている感じがするので、今回は夏樹静子さんの原作かー、渋いなーとか思ってたら、全然関係なしかい!タイトル全く一緒ってのはいいのだろうか。夏樹さんとか出版社から抗議とかなかったんだろうか。個人的に、なんか少し許せない気がするので、元祖「Mの悲劇」読んでみようかしら。

*1:某ルートから「女囚さそり」シリーズ全4作のDVDを入手したんですが、その毒気にあてられたのかもしれない、とか勝手に推測してみる(笑)