シグルイ2、苺ましまろ1〜3、神州纐纈城1

 おもむろに、ここんとこ溜めてたコミックの感想を徒然に書いてみますー。

・「シグルイ」2巻 山口貴由・南条範夫(bk1)



シグルイ 2 (チャンピオンREDコミックス)

 無論、1巻から刮目して読んでおりましたよ覚悟をススメつつ。まさに美しき狂気の物語。
 藤木と伊良子がぶつかり合うカタストロフィまで、じわじわと、しかし微塵も後じさりせず接近していく様子は鳥肌モノの戦慄を覚えます。しっかし、このハナシに出てくる主要キャラ(女性のぞく)はまともな人間が一人もいないのね(笑)。まさにみなさんシグルっておられる感じ。山口氏の後書きも、この物語を描くために自ら「シグルイ」とならんとする心意気が感じられて熱い。だけど背筋を冷たいモノが走る。ゾクゾクします。寒気と高熱、インフルエンザのように全身を駆けめぐる面白さ。


・「苺ましまろばらスィー(bk1)


苺ましまろ 3 (3) 電撃コミックス

 時々、「ばらスィー」がタイトルで「苺ましまろ」が作者だと間違いそうになるのは内緒だ(笑)
 ぶーーっと噴きだしそうになる微妙なおかしさが最高。だがしかし、そのおかしさはあの萌えキャラだからこそ醸し出されるワケで。萌えがボケを生み、ボケがより萌えを生む相乗効果。やるな、苺ましまろ先生(違)。