宮部みゆきさんはSAMURAI7のファンらしい

ということを、先日の大極宮で知った俺です。やー、俺自身は実は熱心な宮部作品読者とは言えないんですが、巨匠先生が同好の士だと知ると、なんだか嬉しい嬉しい。
というわけで、しばらくDVD溜めてたんですが、一気に鑑賞しますた。
SAMURAI 7 第9巻 (初回限定版) [DVD] SAMURAI 7 第10巻 (初回限定版) [DVD] SAMURAI 7 第11巻 (初回限定版) [DVD]
ゴロベエが物故なさってから、どうも意気消沈してしまって、6話も溜めてたですよ。9〜11巻ですね。こっから先は、野伏せり撃退後にカンナ村が再興し、都にさらわれていた村の女子どもを救出するということで、原作にない全くのオリジナル展開。オリジナル世界観の利点をフルに活かして、どんどん意表をついた展開に持って行ってくれます。特にウキョウくんの正体と本性なんて…(絶句)。単なるバカ殿かと思っていたら、ここまで大化けするとは。まあ、最初からオリジナルのキャラとして登場してきた彼ですが、その本質をかいま見せるような動作や表情は往々にして見せていたわけで。スタッフの見事な計算ぶりに、舌を巻くばかり。このまま怒濤の展開で、最後まで引っ張っていって欲しいものです。ちなみにカツシロウは少し軽蔑。この恩知らずが。

ついでに、もいっちょ感想。

電送人間 [DVD]

電送人間 [DVD]

電送シーンがカコイイです。制作年代が年代だけに、おそらくはローテクを駆使しているであろう合成なんですが、だんだん実体が消えて、テレビの画像のように電波かノイズのようになって消えていく様が、結構リアル。そこに蠅がいたら面白いのに、とか思う俺は悪人(笑)。サスペンスフルな展開と相まって、なかなか楽しめました。まあ、転送先の近所に馬鹿でかい電送機を設置しないと犯行ができないあたりは、トホホで笑えましたが。
ときに、「美女と液体人間」のときにも感じましたが、この東宝「怪人」シリーズ?は当時の風俗が活写されているのが趣深い。ミニスカで胸の谷間強調のセーラー服(つーても女子高生じゃなくて水兵さんの方)を着たホステスがわんさかいる「キャバレー大本営は大笑いと同時に萌えさえ感じましたよ。男の劣情刺激するなあマジで。