お正月三が日が

あっという間に終わろうとしているわけですが!
毎年、御用納めの日までは「休みに入ったら本読んでネットしてサイト更新して小説書いてDVD観て」……と、いろいろ夢を描くわけですが、結局ほとんど目標は達成できずに終わるわけです。そして今年も、デジャヴかと思うくらい同じパターンに(泣)くそう。
ただ、今年は結構DVDは消化した感じがあります。親戚の家に挨拶に行く以外は、ごろごろしておせち食ってDVD観てるのが主な日課だったし。
てなわけで、観たDVDの感想。

シムソンズ 通常版 [DVD]

シムソンズ 通常版 [DVD]

加藤ローサかわいい〜〜その愛くるしい前向き笑顔に、新春早々メロメロでありましたよ。ところで、クールでシビアでなんか神隼人のごとき風格の(笑)藤井美菜ちゃんも、そのツンデレぶりが良かったわけですが、なんか加藤ローサと顔似てないですか?どっちも、ハーフ系というか日本人離れした目鼻立ちしてますよねえ。
それはともかく、カーリングって、ルール全然知らなかったわけなんですが、予想以上に高度な戦略性を持つスポーツなんですねえ。目から鱗
あ、大泉洋氏も良かったです。この人、大人げない大人を演じたら本当に右に出るヒトいないなあ(褒めてます)。「水曜どうでしょう」見る限りじゃ、これが素なのかも知れないけど(笑)

エスパイ [DVD]

エスパイ [DVD]

別に、由美かおるの美乳が観たくて入手したわけではありません。本当です信じて下さい……いや、でも、しっかり拝ませていただきましたが(笑)眼福でした。
それはともかく、藤岡弘、氏や草刈正雄氏の若かりし日が、異様にかっこ良いのです。やはり作品が古いので、超能力に関するSF考証が甘い気がしたりはするわけですが、そこはそれ、若さみなぎるアクションでしっかり魅せてくれるわけです。素敵でした。
しかし、由美かおる、本当にこの当時と今と外見変わらないのねえ(^^:すごいや。

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD]

THE 有頂天ホテル スペシャル・エディション [DVD]

30日にテレビでやってたのですが、DVD発売当初に入手しててそのまま積んでいたので、放送は完全シカトしてDVDで観ました(笑)いやまあ、年末年始に鑑賞するのが相応しい映画ではありますよね。
もう、三谷さんったら、とニヤニヤしっぱなしの、伏線ぎっしり回収きっちりの上手すぎる脚本&演出。最高でした。でも、これだけの数のキャラクターをそれぞれに主役級に光らせて生かし切れるのは、三谷さんの脚本だけでもなく、これだけの豪華なキャストを揃えられたおかげなんじゃないかという気もします。美味しい素材があって、はじめてシェフは存分に腕をふるうことができる。その意味でこの映画は、最高の食材と最高のシェフによる最強の料理、といえるでしょう。

うあ。評判あまり良くなかったけど、これほどとは。絵作りにはこだわりを感じるし、かなりいい雰囲気を出してると思うんです。が、話の作りがここまでバランス悪いとなあ……でもこれは、京極作品を映画化するということがいかに困難な仕事であるか、ということのような気がします。あのペダンティックで複雑幻魔怪奇な推理とその真相を、映像で語るということの難しさ。結局、その難解さを観客にわかりやすくするためには長台詞を多用して説明してしまうしか方法がないわけですが、それをやると余計にわかりにくくなって、なおかつ展開そのものが退屈で眠たいものになってしまう悪循環。京極作品を映像化するという意気込みは、評価したいんですが……
で、こちらもあまり評判の良くないキャスト。堤真一京極堂その他ですが、みなさん、演技としては悪くないです。が、堤京極堂なんかは、明らかにその仕事の方向性から誤ってる感じ(^^:京極堂はお口が達者ですが、演説口調で朗々と語る美丈夫ではないと思うのですよ。
暗い輝きのある声で、囁くように呟くように、闇の底から響くように真相を語るのが、京極堂だと思うです。まあ、イメージは人それぞれですから、これは飽くまで俺だけの意見かも知れないですが…
とりあえず、一番短い姑獲鳥ですらこれだけわかりにくくなるんだから、京極堂シリーズの他の作品を映像化することは不可能だろうなあ…
故・実相寺監督の作品なのに、ケチつけたくないんですが、巨匠もたまには駄作を作る、ってことで、弘法も筆の誤りみたいなところの認識で落ち着かせたいと思います。