トクサツ三昧

 この土日は久しぶりに公私ともに何も用事がない、珍しくがら明きの休日になったので、読書を…と見せかけて、懐かしの(つーても俺ですらまだ生まれていない頃の作品ですが)特撮映画をDVDで2つも鑑賞しましたよ。いや、眼福眼福(←西澤さんのパクリ)。


ガンマー第3号 宇宙大作戦 [DVD]
ガンマー第3号 宇宙大作戦 [DVD]
 故・深作欣二監督の怪物SF宇宙アクション。宇宙で怪物に遭遇してレーザーガンで撃ちまくって闘うという、スペオペ王道的な展開で、日米合作なんで俳優はみんな外人さん。だけれども、随所に漂う男節が何げに深作監督っぽいなあ、と深作作品をあまり見ていないくせに思ってみたり。また、主人公であるランキン隊長とかの身のこなしが無駄にキレがあって、東映ヒーローっぽさを醸し出してたり。どんな体裁にしようと東映東映、という感じに満ちてます(よい意味で)。ともかく、絵的にはそれほど古さを感じることのない質の高さで(デザインや小道具には感じるけど(笑))、それなりに楽しめました。
 あと、出演者は外人さんでも、台詞はみんな日本語吹き替え。声優さんを確認する資料が見つからないのですが、多分主役は納谷悟朗さんだし、二番手のエリオット司令官は石丸博也氏。何げに豪華です。


地球防衛軍 [DVD]
地球防衛軍 [DVD]
 東宝侵略モノSF特撮の名作?の一つ。何げにバカ話で笑えます。いろんなとこでいろんなかたが述べておられますが、一番バカなのは宇宙人ミステリアンの侵略の動機。平和的交渉の材料として3キロの土地(実はその足下には3キロどこじゃない巨大基地を作ったりするが)の提供と「地球人女性との結婚の自由を」とか言いながら、「さし当たってこの5人を…」と写真を出すあたり大爆笑(さしあたってじゃねえだろさしあたってじゃ!)。ストーカーかいオマエらは!まあ、表向き彼らが女性を確保したがる理由は、核戦争のため彼ら種族の生殖能力に問題が発生しているため、ということのようで真っ当に見えないこともないのだけれど、その割に最初狙い定めた特定の女性にこだわりきる。地球防衛軍と交戦状態に入ってからでも、しっかり人さらいの人員は割いて拉致してくる(爆笑)。ようするにおまえらそのヒト達じゃないと嫌なんだな!?惚れたな?そうだな?(笑)
 まあ、他の部分ではレトロでいい感じの真面目な特撮SFしてて素敵です。モゲラ可愛い。でも、割とあっさり、どうでもよさげな扱いでやられちゃうんだよなあ(哀)。あれ、よく見てないとやられたってわかんないよ。ともかく、モゲちゃんにはもっと暴れて欲しかったっす。それ以外は多少変なベクトルの楽しみ方かもだけど、満腹でした。
 割とネタばれな感想ですみません。