復讐のパンクオペラ

巌窟王 第1巻 [DVD]
 先日から見づらい、目が痛てえ、と文句ばっかり言っていた「巌窟王」ですが、頑張って観てみると、やっぱり期待通り面白いです。原作を全く読んでないので、純粋にアニメのみを観ての感想しか書けないのですが、アルベールくんってオリジナルキャラなんでしょうか?(はてなキーワードの説明を見る限りそんな感じ?)80年代テイストな退屈な日常脱出したがり派な少年ですが、いろいろしでかしてくれるので、物語をより波乱に満ちたものにしてくれそうで楽しみです。
 今回観たのは1〜2話。
 1話はほんのさわり、って感じでしたが、2話はモンテ・クリストの正体も垣間見えはじめて、かなり燃えます。
 あと、「見づらい」と文句つけてたあの色遣い。
 モンテ・クリストが巌窟王としての顔を現すときの演出にとって、このカラーリングはかなり効果的でした。ぐわっと魔物に呑まれるような感触で、大迫力。
 あの作画は極彩色の悪夢のような眩惑感があるのですが、それだけにいざクライマックスに当たると一気に悪夢が噴出してくる感じ。
 うむ、これなら、目がちかちかするのを我慢して観る価値もあるかな。なんだかんだ言いつつモンテ・クリストかっこいいし。でも、なんか顔付きと鬚がサムライ7のカンベエさんに似ているような…(笑)


 えー、話はいきなり変わりますが、最近久々に小説の新シリーズを画策中。
 最近、ファンタジー熱が自分の中で高まって来ているので、ファンタジー本格ミステリを融合させた作品、というのを書いてみたいのです。既存のもので同じ方向性の作品としては、上遠野浩平氏の「〜事件」シリーズがあるのですが、あのシリーズは「殺竜事件」しか読めてません(買うのは全部買ってます(笑)いつものコト)。が、その限りでは、上遠野さんの作品の魅力と面白さは全面的に認めた上で、まだ「本格ミステリ」としては納得がいっていません。このシリーズに触れる以前から、このテーマはいつか自分でもやってみたい気がしていたので、今回ちょっと頑張ってみようかなと。まあ、身の程知らずなチャレンジなのは自覚していますが(笑)目標は高く持ってみるってことで。