いや、別に「人類」くっつけなくても。つーても辞書引いてみたら、genocideは《民族などの集団虐殺》らしいから、まあ、ある意味合ってるが…
って、映画「昆虫大戦争」で、毒によって昆虫どもに意識を乗っ取られた人間が口走る「ジェノサイド…」という言葉について、劇中で堂々と昆虫学者さんが「ジェノサイド。人類皆殺しという意味だ」とのたまったことに対するツッコミでした。前置き長いが、そういうわけで、松竹60年代SFホラーの名作、「昆虫大戦争」を鑑賞したのです。
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科学考証とかが微妙な部分はありますが、やはりこの時代、原水爆による世界崩壊の恐怖というモノが人々の生活に深く根付いていたということなのでしょう、戦争と核に対する憎しみはかなり強いです。
ともかく、この映画の最大の見所は、チコ・ローランドのムシ恐がり演技の迫力と(おい)、ラストシーンの、すべてが終わった海に新藤恵美さんの乗った小舟がさまよう姿の悲しさやるせなさ、この二点に集約されてる気がします。余韻深し。