蟲師6 漆原 友紀

う。新刊出たのは嬉しいけど、計算外だったぞ。出るのこんな時期だっけ?と思ってたら、中のおまけコーナー見たらやっぱり早めだったようで。でも、中を読むとやっぱり面白くて嬉しい濃密な時間。
いやー、毎回毎回思うのですが、蟲たちをとりまく自然や現象が、本当に綺麗。自分は特に、雪の中の蟲たちのバラエティさにすっかり見入ってしまいましたよ。もうこのシリーズも結構長期連載なのに、全然マンネリ化しない、いつも瑞々しい驚きと新鮮な感動を与えてくれる。その尽きることなく湧き出るアイデアの数々に脱帽。でも、おまけのエッセイとか読んでいると、漆原さんて本当に旅が好きで人が好きで自然が好きで、田舎が好きで物陰が好きで(笑)あやかしのものが好きで、そういうものと近しく生活していたおばあちゃんがいたりして(笑)、そういうものたちの中から、いろんな微細なオーラを感じ取れる人なんだと思います。だからこそ、話の種が尽きない。
ともかく、今回も存分に蟲たちと戯れた一冊でした。光酒飲みてえ(おい)。 

虫師 6
虫師 6
posted with 簡単リンクくん at 2005. 6.27
漆原 友紀
講談社 (2005.6)
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