絶対可憐チルドレンとか

絶対可憐チルドレン 1
椎名 高志
小学館 (2005.10)
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えーと、俺にはストーリーをチェックはしてるけど集めない、とあらかじめ決めてる種類の作品や漫画家がいて(例:ワンピとか)、椎名高志氏も俺にとってそういうカテゴリーの漫画家さんだったわけですが、応援してた「一番湯のカナタ」がなんか早期で打ち切りになって、その後長い期間を経ての再起の連載、しかもキャラ立ちまくりで面白い、となれば、もう手に取らざるを得ないわけですよ!というわけで1・2巻同時発売をゲット。1巻は短期集中連載バージョンのわけで、未読だったんですが、いやー、いきなり深いですな。力を持つ者の孤独、という超能力モノの王道をしっかり押さえつつも、椎名流爆笑ホームドラマ路線も継承しつつ、その底にしっかりシリアスなドラマの伏線と余韻の残る感情心理描写。んー、満足。

ニライカナイ 4
岡田 芽武
講談社 (2001.7)
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描き込みの細かさと台詞の多さ、沖縄弁のせいで読み飛ばしができないニライカナイ、4巻まで読み進みましたが。スケールってばどんどん大きくなる一方。とうとうナイアルラトホテップは出てくるは、そいつに対する最終兵器がペルーの太陽神だったり、アマテラスやスサノオがぶっちゃけ兵器扱いでと、すごいすごい。だけど、物語の発端ってなんだっけとか、そもそもどういう目的で闘い始めたんだっけとか、こんな最終戦争状態に何時の間にとか、はっきり言って冷静になってみると、展開グダグダ(笑)だけど、勢いと迫力で、んーなこたあどうだって良くなってしまいます。でもまあ、乱空ちゃんの「人間とは」語りは、なんか車田正美イズムに溢れてて、岡田氏がエピソードGを手がけるようになった流れがわかるような…ともかく、どこまでも悠久を超えて広がる大風呂敷、どこまで広がるか楽しみです。