あと1冊で50冊ですよ。

白状しましょう。冊数稼ぐためにラノベ中心に読んでます(笑)。いやーやっぱり具体的に数値目標作ってしまうと、やっぱり気になってしまうのでつい…誰だよ、ここからは味わう読書をするとか言った奴(笑)
というわけで最近読んだ本。

シガレット・ヴァルキリー
吉川 良太郎著
徳間書店 (2002.2)
この本は現在お取り扱いできません。
クール&ハードな世界観と設定に痺れまくり。オカルティズム風味を交えた独特のサイバーパンクな設定(「天使憑き」とか「人面疽」とか)もかっこいいし。こういう話、俺もいつか書いてみたいなあ。


戦う少女と残酷な少年
深見 真〔著〕
富士見書房 (2002.1)
通常1-3週間以内に発送します。
青春格闘ロマンとしては面白いと思うんですが。ミステリとしては…俺としては「うーん」ですね。たしかに「完璧な密室殺人」だし、たしかに伏線は至る所に引いてあるんだけど、科学的に説明できるとは限らない(これ、ネタバレかなあ)ものをメイントリックに据えるっていうのは、やっぱりアンフェアなんではないかと。いや無論、西澤保彦さんみたいに、思いっきりSFな設定で本格ミステリしてる例もあるわけだから、この言い分はナンセンスなのかもですが、少なくとも西澤さんの場合は最初の問題提起や物語内で十分な論理的積み上げや公平な条件設定があるわけで。そのあたりと比べると、少し唐突すぎる気が…いや、これは俺の偏見かな。ときに受賞者の深見さんは、今は徳間でヤングガン・カルナバルな人になってしまって、あんまり本格ミステリのイメージではなくなってしまいましたね。もともと、ミステリよりはアクションが向いていらっしゃる方なのかも。