一応半年で50冊は達成ですよ。
で、格別記念すべき50冊目はコレ。
50冊目は地味地味なこんな一冊。「
タイタス・クロウの事件簿」とは銘打たれていても、実際の中身はあまり
タイタス・クロウが探偵役だったりヒーロー役だったりしません。そう言えるのは、「妖蛆の王」と「黒の召喚者」くらい。その他は、クロウを
狂言回しにした怪談集といった趣。品良く小粒にまとまってますけれど、オチなんかは割と予想が付くものが多いので、衝撃度では少し落ちます。まあ、
クトゥルー神話ならではの魔道書や邪神の固有名詞を味わいながら、雰囲気を楽しむのが正しい鑑賞の仕方かなと。でもまあ、クロウものは長編の方がやはり本筋らしいので、いずれチャレンジしてみようと思います。