相手が子どもだろうと無辜の民であろうと、容赦なく残酷な運命を突きつける鬼頭先生。今回はまた……ものすごい真相を用意してくれました。その運命を、大事な人を守るために、血で手を汚す覚悟を決めて受け入れるマキの凄絶な姿。涙滂沱です。しかし、その決意を承けて、後の子ども達がどういう選択をするかは、まだイレギュラーな要素がいっぱいあるわけで…次巻が出るまで待つのが、腸よじれそうなほどキツいです。
うーん。犯人捜しとしてはあまり成立していないような気が。ってか、佐々木さんってば愛すべき人物は愛すべき愛嬌を持って描いてくださるもんだから、雰囲気で「この人達は犯人じゃないな」ってわかってしまうんだもの…ともかく、「佐々木さんの漫画」としては、かなり楽しめました。でも、「綾辻ミステリ」としては…少し物足りなかったかなあ。