なんか、また読書熱が上がってきたのか、早くも正月以来4冊読了。
でもまあ、こういう時期の後にはまたペースがっくり落ちたりするので、あんまり素直に喜べない(笑)
俺の苦手な1ページ二段書きの体裁で、そこそこページ数もあって長い長編なのですが、サクサク一気に読んでしまいました。
ミステリではなく、不可思議な血を引く女の大河家族ロマンかと思いきや、しっかり最後はミステリしてましたね。満足満足。人より多くのものが見えるが故の悲哀と、逆に見えない(もしくは見ようとしない)が故の孤独が、胸にじんわり広がる感じでした。
ピーター・ディキンスン著 / 斎藤 数衛訳
扶桑社 (2006.11)
通常24時間以内に発送します。
扶桑社 (2006.11)
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聖フランシスコ・ザビエルの首
posted with 簡単リンクくん at 2007. 1. 5
「はじまりの島」なんかに比べると、主人公が現代人であるため随分ポップな仕上がり。そのあたりで、最初は少し抵抗があったんですが、慣れると楽しくサクサク読めました。神や信仰についての掘り下げた思索が展開されるのは、「はじまりの島」とも共通。うーん、他のも読みたくなってきました柳広司作品。