ここ最近、本当に読書ペースが落ちてます。ここまでで24冊。
- 作者: 岩井志麻子,図子慧,宮澤伊織
- 出版社/メーカー: 創土社
- 発売日: 2014/07/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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・「無名と死に捧ぐ」…岩井志麻子氏のデビュー作「ぼっけえ、きょうてえ」を彷彿とさせる、貧困とそこから生まれるグロテスクな人間模様がもやもやした恐怖を生み出す逸品。哀しくもおぞましい歪な女の一代記。「無名都市」は飽くまで触媒としてしか使われていない気がするけど、これはこれで読み応えあり。
・「電撃の塔」…クトゥルー流変化球のボーイミーツガールストーリーといった風情。イザナギ・イザナミの神話も絡め、余韻の残る…というか祈らずにいられないラスト。
・「無明の遺跡」…TRPGのリプレイなんて読むの何年ぶりかしらん。相互のプレイヤー同士で与える情報を巧みに伏せ、それらを操ってサスペンスを作るインセインのルールが面白く、興奮するリプレイでした。プレイヤーのみなさんの個性も炸裂していて、特に外道にして下品な(笑)岩井志麻子さんの数々の言動には爆笑。なんか、インセインをプレイしたくなってきました。現実には時間なくて難しいと思うけど、それだけにまたクトゥルーとインセインがコラボしたリプレイをまた読みたいなあと思う。そういえば昔自作でTRPGのシステム作ったりして、ここでも公開したりしてたっけ。懐かしい。しばらく下げてたけど、この機会に再びアップしてみました。興味がある方はどうぞ→http://homepage3.nifty.com/mayudaya/RPG.htm 俺がまだ「ショーシャンク」という名前で活動してた時代のお話。あのころは若かった。いろんな方にご迷惑をおかけしました。陳謝。
- 作者: 山田風太郎
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1999/04/15
- メディア: 文庫
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