日常に忍び込んでくるモノ

公開当時から面白そうだなーと思っていたこの作品、DVDが出たので早速鑑賞してみました!
まず、一番びびったのはグエムルの登場シーンでしょうか。
とりあえず、漢江の河川敷で普通に橋からぶら下がって普通に向こうから人を蹴散らしながらグエムルが走ってくるトコ。変な演出をせずにホントに日常の光景の中にまぎれこんでくる異変。高知で例えれば鏡川の堤防下を怪物がばんばん走ってるようなもんですよ。絶対に我が目を疑う。あまりに何の前触れもなく、日常の現実の一幕として立ち現れる脅威に対して、人はむしろ言葉を失い、現実として受け止められない。
いやー、怖かったあ。
でも、そっから後の展開といったら、なんかグダグダでツッコミどころ満載だったなあ(^^;いろいろとアメリカ軍が陰謀をめぐらしているっぽかったりする割に、一体本当は何がしたかったのかわかんない。家族の絆が描かれ、家族でさらわれたヒョンソちゃん(可愛いんだコレが)を助けに行くのはいいけれど、なんかものすごーいしょーもない理由で犠牲者が出たりするし、かと思えば普通に考えて明らかに死んでるような場面で平気で生きてる頑丈な人が複数いたりと、リアリティ一切無視のご都合展開満載。でもまあ、そのへんはご愛敬だとは思うんですが……
面白いといえば面白いのですが、マジメに期待すると肩すかしを食らう類の映画。
でも、アーチェリーでグエムルに立ち向かうペ・ドゥナは、格好良かったなあ。特にラスト。ここぞというチャンスに火矢を放つシーンの彼女の表情は、最高にクール。痺れました。でもあのジャージはやめて…

その他、DVDいろいろ見てます。いや、いろいろつーかハチクロばっかですが。

ハチミツとクローバー 6 (初回限定版) [DVD]

ハチミツとクローバー 6 (初回限定版) [DVD]

とりあえず、16話まで鑑賞。
いやー、声優さんはまってるなあ。はぐちゃんの声とか、1巻見たあたりだと子供子供しすぎててちょっとどうかなと思ったんですが、よく考えたら1巻てはぐちゃんの台詞って悲鳴ばっかりだった感じだし。すっかりなじんでます。

奈須作品の長台詞

どうしてみんな、自分の存在についてこんなに喋りたがるんだろう(^^:
それはともかく、今年に入って15冊読了です。

密室殺人ゲーム王手飛車取り
歌野 晶午著
講談社 (2007.1)
通常24時間以内に発送します。
いやー、歌野作品なんで、一ひねり二ひねりあるだろうとは思ってましたが、予想どおり。顔を隠してネットにチャット、ってことで、いろいろ身構えてたのですが、そこまで捻られると全然予測不能でした。いやー、面白かった。賛否両論のラストも、俺的には好きです。そして、主人公<頭狂人>の孤独と不幸も、こんな邪悪なゲームに手を染める人なのに、なんだかやっぱり悲しみを誘います。

DDD 1
DDD 1
posted with 簡単リンクくん at 2007. 1.30
奈須 きのこ著
講談社 (2007.1)
通常1-3週間以内に発送します。
さっきも書いたように、長い!台詞が!説明が!(^^:それでもやっぱり引き込まれてしまうのはやっぱり、らっきょのときと同じくその筆力と圧倒的な世界観によるところが大きいんですが……慣れるまで時間かかりました。活字のフォントが妖しい系なのも、割と最初はしんどかったです。でも、やっぱり面白かったので、続きに期待。

クロサギ12

クロサギ 12
黒丸著 / 夏原 武原案
小学館 (2006.12)
通常24時間以内に発送します。
クロちゃん、割と茶髪も似合うねえ。表紙見たときは新キャラ登場かと思ったけど(^^:桂木との関係に、ある種の進展が見られる、節目のお話でした。