70冊目はコレ

クライム・マシン
ジャック・リッチー著 / 好野 理恵〔ほか〕訳
晶文社 (2005.9)
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正直、表題作については、面白かったけどそれほどすごいサプライズを感じたわけでもないのですが、「旅は道づれ」や「エミリーがいない」にはやはり戦慄を禁じ得ませんでした!先日読んだ、高井信さんの「ショートショートの世界」でもジャック・リッチーは絶賛されておりましたが、納得です。しかも、これだけコンパクトな作品群でありながら、カーデュラ探偵社シリーズなんか、短いお話の間にきっちりとキャラクターの個性を余すことなく表現しきってるのは、まさに匠の技。感動モノです。このミス1位も、実に納得。


さて、今は71冊目として、有川浩「図書館内乱」を読んでいますが、「レインツリーの国」企画には正直びっくり。というか、軍隊とか極限状態とか特殊状況の恋愛ばかりを徹底して描いてこられた感のある有川さん(無礼な言いぐさ)が、普通の恋愛を描くとどうなるのか、すごく気になるんで買うだろうなあ。