今年はなんだか読書がはかどっていて、2月末で11冊です。中には、通常の本1冊というにはやや活字量が少ない作品もありますが、それでもどうかすると読書が全然駄目だった年の冊数に匹敵しています。今年はこの調子でいきたい。けれど相変わらず購書冊数の方が多いので、積ん読の消化にはなっていないという(^^;困ったもんです。
久々の歌野さんですが、切れ味は相変わらず。衝撃のどんでん返し、それを上回るイヤな読後感(笑)いやあ、面白かった。けど、登場人物の誰一人好きになれなかったわ(笑)それも含めて久々の歌野節。堪能しました。テレビ業界コワイ!
今期アニメが放送開始されたのにつられて手に取ってみました。
山田風太郎作品の続篇を
山田正紀が書くという、名前も貫禄も納得の作品。ですが個人的には、原典「
甲賀忍法帖」のひりひりするような忍法合戦に比べると、やや大人しすぎるような…スケールとしては最高だし、「
甲賀〜」から続く忍者達の宿命が果たされるという、続篇もしくは完結編として完璧と思います。まだアニメも放送中ですし、この骨太の原作がどう料理されていくのか、楽しみに鑑賞したいと思います。
やはり自分も
高知県人なので、書名が気になって手に取りました。圧倒的な取材に基づく、
坂本龍馬の本質。冷徹な現実主義の革命家としての人物像は新鮮。ってほど自分幕末及び
坂本龍馬について勉強しているわけではないのですが。今後、ドラマや小説で描かれる龍馬像に、こういう側面が盛り込まれたらかなり面白くなりそう。
生瀬範義展連動企画の復刊、
ジャケ買いです。恥ずかしながら、今まで
ウルフガイ未読で、あまり知識もなかったのですが、改めて読むといろいろ発見あり。
犬神明さんて、初登場時中学生だったのね(^^;…てなことを忘れるくらい、話の中身はヴァイオレンス。一気読みしました。そして、生瀬さんのイラストの雰囲気も一緒に堪能。面白かった!
以前から作品の存在は知っていたが、これまた衝動買い。いやあ、なんという奇想。なんという世界観。「
横浜駅はいつも工事中」という日常からの超絶SF発想力ジャンプ。物語としては、全体的にどちらかというと優しく大人しい感じのお話で、爽やかな読後感でした。
1ページにつき一つの文章、一つの怪談という、なかなかに過酷な縛りの1冊。活字量は少ないが密度極めて高し。どの話も、おもわず「うわあ」と声が洩れてしまうおぞましさと不快感(褒めてます)。密度高いが故に、読み飛ばさずじっくり味わえました。
ネットで結構長いお付き合いの友人、エロゲ
シナリオライターのFuzisawaさんの小説デビュー作。自分も戦隊物・変身ヒーローは大好きなのですが、もうちょいバトルが盛り上がれば嬉しかったのに(;;)ですが、そこがポイントの作品ではないのでやむなしです。これからも応援しています!