「月曜日ラビは旅立った」ハリイ・ケメルマン 青木 久恵訳

月曜日ラビは旅立った
ハリイ・ケメルマン著 / 青木 久恵訳
早川書房 (1981.4)
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相変わらず、ミステリ部分よりアメリカのユダヤ人社会事情をめぐるドラマの方が面白い、「ラビ」シリーズですが。今回はその傾向が特に顕著。話の大半はラビのイスラエル行きをめぐるドラマと彼の不在中に彼の後釜のラビをどうするかという反対派の暗躍?が主眼。殺人事件が起こるのは中盤以降で、解決も意外と淡白。まあ、それでも面白いんですけどね…「九マイルは遠すぎる」的なベクトルでのケメルマン節を期待する俺は少し物足りない…。続き読みたいですけど、なかなかブックオフでも見つからないですね。くそう。