81冊でした。
来年は目標100冊!だがしかし予定は未定!死ぬまでに積読読切れない人生に向けて爆進中です…遺言作るときは、本の引取先を決めておかなくては(縁起でもない)。
- 作者: パトリシアブリッグズ,Patricia Briggs,原島文世
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2008/04
- メディア: 文庫
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この主人公の、人外のものではあるが決して強くない生物、という設定が、人狼や吸血鬼、魔術師といった周囲の脅威(味方もいるけど)との間に駆け引きにつながり、ドラマを生み出しています。そのあたりの雰囲気が、なかなかにサスペンスフルで、ファンタジーとしては勿論、ミステリ(とりわけハードボイルド)として読んでもなかなかに素敵。
ラブロマンス部分が俺のようなむさ苦しい野郎には鼻についたものの、かなり面白かったです。ジャケ買いの珍しい成功例。
- 作者: 米澤穂信
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2008/11
- メディア: 単行本
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「ラスト一行の衝撃」にこだわった短編集ということではありますが、個人的に衝撃を受けたのは冒頭の「身内に不幸がありまして」と2本目の「北の館の罪人」くらいで、あとはある程度予想が付いたり、最後の一行が「衝撃」というより「ほっと安心」だったり、必ずしも帯の表現は正確ではない気もします。しかし、ラスト一行云々はともかく、全体に背筋が凍ったり戦慄したり、もしくは乱歩もしくは正史テイストな世界観を堪能したり、短いお話の中にみっしりお楽しみが詰まってます。
しかし米澤さん、こんなおどろおどろな作風もクールに書きこなしてしまうのね(^^:本当に痺れますわん。