52冊でした

今年の読書冊数は、どうにか前回更新時の目標は超えて、52冊でした。

 

東京輪舞

東京輪舞

 

 

そして、前の記事でも書いたけど大晦日に読了したのは「東京輪舞」。なんというか、平成最後の大晦日にこの小説を読み終えたのは、なんというか不思議なタイミング。

終わりゆく平成を俯瞰しつつ味わうと、切なさがこみ上げます。公安の一員として国家に尽くし続けながら、その実直さゆえに、奪われ、失い続ける生き方しかできなかった主人公砂田。その後ろ姿から浮かび上がる平成という時代の姿。それはまさに、砂田と同じように、失い続けた時代だったのだとしみじみ感じました(作品内では、もう少し異なる表現をしていますが…)。

 その平成が終わりつつある今、次の時代が「取り戻す時代」となるのか、もしくは新たなものを得る時代となるのかは、我々にかかっているわけで。砂田のように、愚直に見えても誠実に向かい合うことができれば…と思います。

www.47news.jp

郷土出版ゆえアマゾンにtリンクがないので上記リンクで代替え。

古き良き時代の、高知の町が元気であったころの文化史を語るうえで、身近すぎて見落しがちな文化遺産、喫茶店やバーのマッチ。その小粒ながらも独創性あふれるデザインは、観ていて飽きません。活字が少ないので読書冊数としてカウントするのは少し気がひけましたが、貴重な読書体験であったことは間違いないので。素敵な本でした。

 

烏に単は似合わない? 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)

烏に単は似合わない? 八咫烏シリーズ 1 (文春文庫)

 

 

 

親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと

親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと

 

 来年はさらに読書冊数伸ばしたいと思いますが、どうでしょう。年間52冊ということは週1冊ペースということになるんですが…これ以上は無理かなあ(^^;

 

2018大晦日

2018年もはやあと4時間を切りましたが、滑り込み本年最後の更新。

大掃除も終わり、しっかし読書もし、のんびり紅白を見ながらほろ酔いの大晦日夜。

本円最後の読書は、月村了衛「東京輪舞」と、高知の郷土出版、喫茶店やスナック、バーなどのマッチから高知の町の歴史を振り返る「マッチと街」。

平成最後の大晦日に、昭和から平成を振り返る感じの読書体験でした。

毒に「東京輪舞」は、平成という時代が一体なんだったのか、公安としてかっこのために闘い続けてきた男の半生を通じて浮かび上がらせる、この時代、このタイミングに書かれるべき傑作だと思いました。

 やがてくる新しい時代をどう迎えるのか。がらにもなく真剣に考えてしまう年の瀬になりましたよ。

最近見たDVD

 

 全話鑑賞。螺旋力はゲッター線なのね。進化の源なのね。石川賢先生の志、ここで受け継がれたのですね!神作品でした。

 

 面白い!ペンギンの小狡い暗躍ぶりが素敵。

 

 シーズン1観終わって、2に突入しました。これ、まだ完結してないんですよね?(^^;でも、このままずっと追いかけてしまいそうです。

 

 数年前に安く買った逆輸入BOX。思い立って全話鑑賞。うおお、あんなところで終わるのか!欲求不満だわー(^^;

 

 
大魔神 [DVD]

大魔神 [DVD]

 

 

 

大魔神怒る [DVD]

大魔神怒る [DVD]

 

  大魔神が水面を割って出現するシーンは、思わず何度も見直してうっとりしてしまいます。

最近読んだコミック

読んだはいいが、積み上げすぎて感想書く時間がない…書影のみで。

 

 

 

 

 

ブラック・ラグーン (11) (サンデーGXコミックス)
 

 

 

銀狼ブラッドボーン(9) (裏少年サンデーコミックス)

銀狼ブラッドボーン(9) (裏少年サンデーコミックス)

 

 

 

 

 

 

 

鬼灯の冷徹(27) (モーニング KC)

鬼灯の冷徹(27) (モーニング KC)

 

 

 

青春×機関銃(15) (Gファンタジーコミックス)

青春×機関銃(15) (Gファンタジーコミックス)

 

 

 

衛宮さんちの今日のごはん (3) (角川コミックス・エース)

衛宮さんちの今日のごはん (3) (角川コミックス・エース)

 

 

 

北斗の拳 イチゴ味 9 (ゼノンコミックス)
 

 

 

憂国のモリアーティ 7 (ジャンプコミックス)

憂国のモリアーティ 7 (ジャンプコミックス)

 

 

 

 

 

 
ジョジョリオン 19 (ジャンプコミックス)

ジョジョリオン 19 (ジャンプコミックス)

 

 

 

大奥 16 (ヤングアニマルコミックス)

大奥 16 (ヤングアニマルコミックス)

 

 

 

 

 

風都探偵(4) (ビッグコミックス)

風都探偵(4) (ビッグコミックス)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

もうちょいで50冊~

残念ながらこの年の瀬でも50冊には到達できていないわけですが。それでも48冊。どうにか1年で50冊、いきたいです。

 

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)

 

 

 

カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)

カササギ殺人事件〈下〉 (創元推理文庫)

 

  実は久々の帯&ジャケ買い。ですが、今回は直観に従ってよかった!名探偵アテュカス・ピュントの結末が欠けたシリーズ最新作原稿に秘められた真相と、現実世界の作者の死が交錯する。面白かった~。作中にちりばめられた実際の作家名やミステリ。テレビシリーズ名にニヤリ。バーナビー警部は俺も大好きですよ。

 

リピート (文春文庫)

リピート (文春文庫)

 

 ドラマの方を先に観たのですが、大分変わってますねえ。どっちも面白かったですが。

 

 古い作家さんなので読みにくいのではないかと心配してましたが、サクサク読めました。「海王星市~」は、映画「美女と液体人間」を思い出した。戦慄的。

 

 こっからあとは、書影のみでご容赦を。

 

 

 

 

 

アニメ 攻殻機動隊 名言集 (KCデラックス)

アニメ 攻殻機動隊 名言集 (KCデラックス)

 

 

 

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統 (星海社新書)
 

 

 

 

 

怖い短歌 (幻冬舎新書)

怖い短歌 (幻冬舎新書)

 

 

 

川崎モデルの実践~多様な就労支援が生きる力を育む~

川崎モデルの実践~多様な就労支援が生きる力を育む~

 

 

 

日本史再検証 悪人の真実 (別冊宝島 2599)

日本史再検証 悪人の真実 (別冊宝島 2599)

 

 

改装しました

既に改装を終えて結構経ってますが(^^;

はてなダイアリーが終了するとのことであるため、はてなブログに移行しました。ダイアリーの時はメインのサイトとフレームでぶっつなげて一個のサイトのように見せる構成をとっていましたが、ブログの方はフレーム内の表示が禁止されている。泣く泣く別々に。まあ仕方ないです。相変わらず存在意義の薄いサイトですが、引き続きよろしくお願いします。

36冊!

 前回更新から、11冊も読んでます。近年まれにみる快進撃。できれば今年は50冊いきたい。

美凶神 YIG 下 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)

美凶神 YIG 下 (クトゥルー・ミュトス・ファイルズ)

 超人たちが邪神どもと堂々と渡り合ってしまう菊地ワールド万歳。堪能しました。完結して良かった。
死霊狩り【ゾンビー・ハンター】〔全〕 (ハヤカワ文庫JA)

死霊狩り【ゾンビー・ハンター】〔全〕 (ハヤカワ文庫JA)

 なかなかヘビーな読み応えでしたが…悲しいのは、話の中で「ゾンビー」そのものと闘うシーンが本当に少なかったこと(笑)。それにしても、世界初の「ゾンビー」は、今現在の生ける屍どもの姿とはずいぶんかけ離れていて逆に新しく感じました。
槐(エンジュ) (光文社文庫)

槐(エンジュ) (光文社文庫)

 月村了衛さんは「機龍警察」シリーズしか読めていなかったのだけれど、「機龍〜」とはまた違った読み応え。まさに銃弾と流血とアクションのジェットストリーム。あっという間に読み終わりました。設定が七月鏡一さん原作の某ガンアクションにそっくりだったりしますが、面白すぎてそんなことはどうでもよくなるし、槐さんは槐さんでめっちゃ存在感あるからいいのです。
岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)

岸辺露伴は戯れない 短編小説集 (JUMP j BOOKS)

 相変わらず読みごたえあり。しかし、こうも沢山変な人たちに遭遇する露伴先生は実は相当についていないんではないだろうか(笑) ジャケ買い。樋口先生、60代なのにこんな瑞々しい青春ミステリが書けるのはすごいと思います。なんか全体的に可愛い。特にミケ。ヒロインはメイではなくてミケ(笑) この話、中学時代に児童書で読んでたんだけど、そっちは本編のほぼ三分の一くらいまでの箇所で終わってたことが判明(笑)。いやあ、読んだつもりになってた自分が恥ずかしい。面白かった。
平成を愚民の時代にした30人のバカ

平成を愚民の時代にした30人のバカ

「スーパー戦隊」vs「メタルヒーロー」超解析!

「スーパー戦隊」vs「メタルヒーロー」超解析!

 冊数でいうと結構読めていても、ページ数の少ないムック的なものもあるから若干ズル感あり(笑)それでも、そういうのを入れても微々たる冊数だった年もあるから快挙であることには変わりなし。引き続き頑張って読みます。