小説書きに関するスタンスを変えようと思う

おお、年明けからずっと更新してなかったや。
いやー、例によって例のごとく、日常に流されて生きてますよ現実に潰されてますよ。
小説書きたい書きたいと思って時折アイデアとか執筆意欲とか湧いてくるんですが、生活に疲れてるんで持続せず、悶々としてストレス倍加させてますよ仕事のストレスに加えて。
その辺の鬱屈した感情が、年末年始にかけて非常に鬱積していたわけですが、ふとニャー速さんの過去ログを漁ってて、こんなのをめっけまして。
●一応小説家だけど質問ある? http://nya.livedoor.biz/archives/50220167.html

このスレの、以下のようなところを読んで、少し小説書きについてのスタンスを考え直そうと思った次第。

賞に間に合わない!って応募するのではなくて、
書き上げたときにどの賞に応募するか決めた方が気楽に、いい物が書けると思う。
まずは書いてみないとなんとも言えないから、書き始めることからやってみてください


そういえば自分、ここんとこ「とにかく結果を出したい」という思いに非常にとらわれていて、いろいろ賞や投稿募集に目標を定めて、傾向と対策とか考えながら物語を考えるんですが、考えるうちに何だかやっぱり自分の考えつくネタでは駄目な気がして、そのまま悩んでいるうちに書く時間がなくなって、よしんば書き始めても迷いばっかりがあるもんだから、途中で行き詰まる。まず書き上げられない。
自分は、小説が書きたいから、ずっと書いていたいから、そうすることのできる職業につきたくて、「作家になりたい」と思っていたはずだった。なのに、それがいつの間にか逆になっていたことに、今頃気づいた。それでもまあ、「書く」という行為が実際に伴っていれば経験として蓄積されていくのだろうけれども、迷って考え込んで悶々としている時間の方が長いもんだから、結局何のプラスにもなってない(笑)。
そしてまた、


「書き始めたら終わりまで筆を置くな」かなぁ。
これは私がスランプに陥ったときに、当時の担当が言ってくれた厳しいお言葉。
実際その通りなので、今でも書き始めたら最後までちゃんと書いてます。
おかげで原稿おとしたこと一回もないです


ここでも、激しく反省。そう、自分は先に述べたような小説の書き方を繰り返しているので、冒頭だけ書いて放り出したり、半分くらい書いて何かの事情で頓挫して放置されている作品が異様に多い。長編だと、書きかけて寝かせたままの奴が現時点で3つはある。そう、上のような心がけを持たず、つまみ食いのような書き方をしているから、結果的にどれ一つとして作品が完成しない。完成しないから、いつまでたってもどこにも投稿できない。結果を求めて試行錯誤しているはずが、そもそものチャレンジすらできていないという体たらくなのだ。


ともかく、久々に物語を書こうとする人間として、根本的なところでカルチャーショックを受けました。>このスレ
「書く行為」が先にありき、そして書き始めたら筆をおかない、この二つを目標にして、焦らず腰を据えて頑張ることを今年の目標にしようかなと思ってます。とにかく、がむしゃらに書く、ということがここ数年全く出来ていないので、昔の、愉しんで小説を書いていた、あのころの気持ちを取り戻せたらいいなあ。
と、言いつつ、先日買った「野生時代」に「第2回青春文学大賞」の募集が始まっていたりして、同誌の座談会を読む限りでは、ここで言う「青春小説」の解釈というのは自分が思ってたのよりかなり広くて自由なようなので、チャレンジしたくなってたり。ミステリもエンターティメントもいける、ということなので、すごく惹かれています…さっき書いたことの舌の根も乾かないうちに(笑)。まあ、締め切りとか結果を出すことにこだわらず、当座の目安くらいに据えつつ、書いてみようかなあ。