最近読んだ本

相変わらず細々した読書冊数。せめて今年中に20冊は行きたい…なんてささやかな目標(笑)何年か前には、100冊読んだ年もあったのになあ。

花の鎖

花の鎖

湊かなえセカンドシーズン、と銘打たれていますが…自分はあんまり好みじゃないかも。三つの全く異なると思われた物語が、タイトル通り「花の鎖」で最後に一本に束ねられる構成は見事だけれど、うーん…やはり、デビュー作のイメージが強すぎてか、この方には違う方向性を期待してしまうのですよね。この路線が続くと、自分としては離れてしまうかも。
完全教祖マニュアル (ちくま新書)

完全教祖マニュアル (ちくま新書)

「よいこの君主論」を読んで面白かったので手に取りました。いやあ、これまた面白い。現実にこの通りのやり方で新興宗教を打ち立てることはまず無理でしょうが、宗教について「教団の運営」とか「大衆との迎合」とか極めて俗世間的かつ客観的な視点で語り尽くしているところがステキ。宗教も生きている人間を相手にしている以上、人の生業なのですな。
ピース (中公文庫)

ピース (中公文庫)

行きつけの書店で「衝撃のラスト」「この表紙を忘れないでください。最後まで読むとゾッとします」と挑発的なポップと共に平積みされているのを見て衝動買い。期待に違わぬ面白さでしたが、ラストのどんでん返しは、少し物足りなかったかも。ただ、このタイトルと表紙、「ピース」に秘められた意味は、本気でおぞましいです。絶妙。
Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)

Fate/Zero(6)煉獄の炎 (星海社文庫)

実際に読んだのは、ソフトカバー版の4巻。3巻を読了してから随分時間が空いてしまいましたが、いや、濃厚でした。それにしても、zeroを通じて一番主人公に相応しい活躍?と成長を見せたのは、当初端役に見えたウェイバーくんだと思う次第。最初は嫌いなキャラだったのに、最後は一番お気に入りになってました。イスカンダルも最高。

ここまでで15冊。今読んでるのは、これまたジャケ買いしてしまった「謝罪代行社」。面白そうなんだけど、海外物は何故か読むのに時間かかってしまうんですよね自分。いつ読了できるのか。