78冊!

6月~7月上旬は、かなり頑張って読書しました。結構積読消化にも努力。その甲斐あって本日時点で78冊。この調子でいけば途中で息切れしてもどうにか今年は100冊は達成できそう。なんか義務感になっちゃうとこれはこれでどうなんだとは思うけど、いっぱい本が読めるのはやはり嬉しいものです。 

ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)

ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)

 

 こちらの作家さんは未経験だったのですが、この作品の文庫化を機に読んでみました。面白い!帯の綾辻行人さんの賛辞もぴったり!何気にSF設定なのですが、描写が緻密なのでもしかして「ジェリーフィッシュ計画」が実在したのかと思っちゃった(笑)最初から最後まで手綱が緩まないサスペンス展開も素晴らしいし、これがデビュー作なんて信じられない。続く作品も読んでみようかな。好きな作家さんになりそうです。 

大きな森の小さな密室 (創元推理文庫)

大きな森の小さな密室 (創元推理文庫)

 

 メルヘン殺しがすごく面白かったので、そういえばこの方のミステリって何冊か積んでたやと思い出し、発掘して読みました。いやあ、贅沢な一冊。各々の短編で、共通のキャラクターが少しずつ違う役回りで登場するのも楽しい。手塚治虫スターシステムみたい。小林さんのミステリは他にも積んでた気がするので、読まなくては(笑) 

二歩前を歩く

二歩前を歩く

 

 普通、ミステリで怪奇現象を扱うときは何らかのトリックでその現象が(もしくは現象に見えるものが)引き起こされるケースが多いと思いますが、この作品集はそっちの謎解きはせず幽霊も怪奇現象もあると前肯定したうえでその法則性を探っていくホワイダニット。面白かったです。個人的には、ひと時の大人の恋の思い出が引き起こす小さな現象、ちょっとだけ胸を締め付けられる切ない真相の「五か月前から」がお気に入り。ほかの話は結構怖い(笑) 

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

 

  今頃読んでますが、読み応えありました!ハードSFは専門用語や学術的展開についていけない場合が多くて、頭の悪い私は今回も例外ではなかったわけなのですが、それでも読み入ってしまったのは、やはりスケールの大きな死体移動の謎。ラストではそのスケールの大きさに唖然とするしかないわけなんですが、面白かった。三部作とのことなので、後の2冊も読まなくては。 

機忍兵零牙〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)

機忍兵零牙〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

  いつもの月村さんとはまた違った語り口、世界観。意外な敵の正体。だけど、もうちょい主人公零牙の活躍が見たかったような。 

ジャニーズで今、何が起きているのか?

ジャニーズで今、何が起きているのか?

 

  普段はジャニーズにそんな関心ないけれど、書店で見かけてふと読みたくなって。ちなみに読了はジャニーさん逝去より前。この本で読んだ知識を踏まえて、ジャニーさん亡き後のジャニーズがどうなるか本当に気になります! 

  松尾由美さん以外、全員お初の作家さんですが、どれも刺激的。一番のお気に入りは、おなじみのシチュエーション「顔のない死体」の逆説的で全く新しい理由を提示してくれた大山誠一郎さんの「顔のない死体はなぜ顔がないのか」。素晴らしかったです。 

セカンド・ラブ (文春文庫)

セカンド・ラブ (文春文庫)

 

 「イニシエーション・ラブ」の衝撃を期待して読み進んだのですが…伏線の緻密さは相変わらずですが、あのラスト一行の破壊力には及ばないような。なんでそんなことしてるのか動機は不明のままやし。やや消化不良でした。 

 たしかに、「人格障害」や「発達障害」という病名が有名になってから、なんでもかんでも病気扱いにされちゃうようになったなあ、とは感じていたので、いろいろと考えさせられるものがありました。実際、長いこと通院してるのに全然病状改善しない患者さんも大勢知ってるし。心って目に見えないから、レッテルの貼り方で結局どうにでもなるんだけど、権威あるお医者様が病気扱いしちゃうと、家族も本人も周囲もそれに従って病人を一人作り上げてしまう、ってことなんですね。 

  ブームになってからずいぶん経つのに、今頃読んでます。これまた積読消化。でも、本当に素敵な話ばかりでした!もっと早く読めばよかった。古書の知識も増えるし、二度おいしいですね。

 

 ここから後は、感想書くのがしんどくなってきたので書影のみでご容赦を。 

殺し屋を殺せ (ハヤカワ文庫NV)

殺し屋を殺せ (ハヤカワ文庫NV)

 

  

剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

 

 

 

剣豪将軍義輝 中 孤雲ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

剣豪将軍義輝 中 孤雲ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

 

 

剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

 

 

 

  

果てしなき渇き (宝島社文庫)

果てしなき渇き (宝島社文庫)

 

 

 

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

 

 

 

死人狩り (祥伝社文庫)

死人狩り (祥伝社文庫)

 

 

最近読んだコミック

 

高橋留美子劇場REMIX SIDE:RED (My First Big SPECIAL)

高橋留美子劇場REMIX SIDE:RED (My First Big SPECIAL)

 

  実はしばらく高橋留美子さんの作品読んでないんだけど、連載作品とは一味違う、大人の苦味が効いた作品群。堪能しました。サンデーの連載だけでも相当お忙しいだろうに、短編描かせてもこんなにいい味出すなんて、やっぱり天才なんだなあ。

 

ケロロ軍曹 (30) (角川コミックス・エース)

ケロロ軍曹 (30) (角川コミックス・エース)

 

 祝20周年。早いもんです。

 

 

 

 まさか2巻が出るとは(笑)今回も逆に実写版が見たくなる。

 

青春×機関銃(16) (Gファンタジーコミックス)

青春×機関銃(16) (Gファンタジーコミックス)

 

  この作品て、本当に骨の髄から嫌いになれる人がいないから困る(笑)真源さんにすら、あんないい兄貴分エピソードがあるとは。

 

  いや、これ読むとむしろFGOわからなくならない?(笑)カオス。

 

チェンソーマン 2 (ジャンプコミックス)

チェンソーマン 2 (ジャンプコミックス)

 

 

 

  帰ってきて真木さん。

 

 アルスラーンが続いていくのはうれしいけど、「銀の匙」がどうなってるのかも気になる…

 

銀狼ブラッドボーン(10) (裏少年サンデーコミックス)

銀狼ブラッドボーン(10) (裏少年サンデーコミックス)

 

  今回、ハンスがほとんど出てこないのが寂しいです… 

 

ライドンキング(2) (シリウスKC)

ライドンキング(2) (シリウスKC)

 

どんどん味方が増えてどんどん主役自身も強くなっていくことに違和感がないのは、この「大統領」という存在の説得力なんだろうなあ。面白い。

 

  ついに沖田さんが…そして生きることを決意する土方さん。最初から最後まで号泣なしには読めない巻でした。

 

 

どうにか60冊

4月以降、仕事がなかなかに忙しくて読書もあまり捗っていないのですが、それでも60冊到達。年間100冊の目標は継続していきますよ。

 

アリス殺し (創元クライム・クラブ)

アリス殺し (創元クライム・クラブ)

 

 

 

クララ殺し (創元クライム・クラブ)

クララ殺し (創元クライム・クラブ)

 

 

 

ドロシイ殺し (創元クライム・クラブ)
 

  小林泰三さんのメルヘン殺し三部作を一気読み。いやあ、毎回毎回、たしかに予測不能な真相。フェアかと言われると結構反則な感じもするけど、このメルヘンと残虐が奇妙に同居する世界観に振り回される感覚が結構快感になってくる。そしてなんだか可愛くて仕方ない蜥蜴のビル。三部作で終わってしまうのは勿体ない気も。とはいえ、ここまで濃い密度のお話は量産するのは難しいだろうから、これで満足するべきなのだろうかなあ。

 

流れよわが涙、と孔明は言った (ハヤカワ文庫JA)

流れよわが涙、と孔明は言った (ハヤカワ文庫JA)

 

 読んだのはkindle版じゃないんだけど、広告がkindle版しかない(^^:

いやあ、笑わせてもらいました。よくも孔明馬謖をここまでコケにできたもんだ(褒めてます)その他にも、なかなかに独特の世界観。楽しみました。しかし、本書で「初出」として出てくるアンソロジーは実在するのでしょうか??テーマが独特すぎる…

 

幽霊たち

幽霊たち

 

 久々の西澤作品。「幽霊たち」という割にあんまり幽霊が出てこないような気がするけど、相変わらず奇抜な設定。性的倒錯が絡む特異な動機と展開は相変わらずの西澤節だけど、この作品の主人公の亡き妻を愛し求める気持ちの描写は、きっと愛妻を亡くされたばかりの西澤さん本人の心をそのまま表しているのではないかと思います。そう思うと、涙が止まりません。 

未熟の獣

未熟の獣

 

  10年以上の積読を消化。複雑に絡み合い、二転三転する事件と犯人像。ぞっとするラスト。今まで読まなかったのがもったいない。

 

 

呪い亀 (ミステリー・リーグ)

呪い亀 (ミステリー・リーグ)

 

  バカミスの名手の面目躍如。しかし、動機と真相はなかなかにグロテスク。 

エイリアン魔界航路 (ソノラマ文庫 (292))

エイリアン魔界航路 (ソノラマ文庫 (292))

 

 これまた積んでた。久々の菊地秀行、久々のエイリアンシリーズ読み。今もエイリアンシリーズって続いてるんですよね。バンパイアハンターDといい、自分が中高生のころに親しんだシリーズが今も続いてるのはうれしいなあ。

 

おもしろい!進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典

おもしろい!進化のふしぎ 続々ざんねんないきもの事典

 

 

罪の声 (講談社文庫)

罪の声 (講談社文庫)

 

 この作品、この作者のことは未知でしたが、本屋でジャケ買い。実際の事件を題材に取り、事件を追う手法も展開も真相も、現実的で地味でありがち。だからこそ炙り出される人の愚かしさ、哀しみ、業の深さ。鳩尾に重いものが残るような、後を引く読後感。それ故にあのラストは救いで、美しかったです。

最近読んだコミック

 

プリニウス 8 (バンチコミックス45プレミアム)

プリニウス 8 (バンチコミックス45プレミアム)

 

 連載雑誌が休刊になったときには、一体どうなるかと思いましたが、早く復活して良かったです。ネロの壊れ具合も進んで(^^;いよいよ物語も佳境に近づいてきてる感じ。それにしてもガイアはかわいい(あんなに旅で連れまわして、よく逃げないよね…) 

 画風の変更、前の超絶緻密な描写も好きですが、新しい画風もいっそう躍動感が増してて戦争劇画風味も増した気がして、素敵だと思います!体を大切にこれからも連載を続けてください! 

機動戦士ガンダム (AKITA TOP COMICS WIDE)

機動戦士ガンダム (AKITA TOP COMICS WIDE)

 

  …サンダーボルトと並べると、新旧ガンダム対決な趣(^^;前から読んでみたかったので、コンビニ復刻版発売はありがたい。しかしやはり、宇宙戦を繰り広げるゾックやズゴックはやはり何度見てもシュール。でも、どっちもデザイン的には意外と宇宙映えするなあ、と妙に納得してしまったのでした。 

広告会社、男子寮のおかずくん(4) (クロフネコミックス)

広告会社、男子寮のおかずくん(4) (クロフネコミックス)

 

 相変わらず美味しそうです!「コンコンコロッケ」、ぜひ作ってみたい! 

進撃の巨人(28) (講談社コミックス)

進撃の巨人(28) (講談社コミックス)

 

 なんか、登場人物がみな老け込んでしまった気がして、やや寂しいのです。ストーリーについていけなくなって久しいので、今シーズンのアニメ版で復習していこう。

ヲタクに恋は難しい (7)

ヲタクに恋は難しい (7)

 

  樺倉さん、不器用だけどやっぱりかっこいいです。この巻まるまる、一大イベントでしたねえ。

平成から令和へ

 時代は平成から令和に移り変わり、世は新時代の到来と10連休に浮かれているわけですが。

twitterでも書きましたが、俺の平成最後の読書は、「蘇える金狼 野望篇」でした。そして、令和最初の読書は「完結篇」なかなかにやさぐれた改元であります。でも、新年度に入ってからそれほど読書スピードは致命的に落ちず、4月中には8冊、令和最初の一冊を入れれば1月から通算49冊読了です。半年を待たずに50冊超えそう。年間100冊も夢ではなくなってきました。

蘇える金狼 野望篇 (角川文庫)

蘇える金狼 野望篇 (角川文庫)

 
蘇える金狼 完結篇 (角川文庫)

蘇える金狼 完結篇 (角川文庫)

 

 「蘇える金狼」は実は大分前に初期の角川文庫版を入手していたのですが、あまりに真っ黒になっているので読みづらく、今回再版されたのを気に一気読み。いやあ、面白かった。悪の完璧超人とでも言うべき朝倉のかっこよさにメロメロですよ。映画版を先に観てしまっているんど絵、やはり脳内再生は朝倉=松田優作、京子=風吹ジュンで。ちなみに、ラストとか劇場版とこちらでは大分趣が異なっていますが、個人的な好みでは劇場版かな。なんだか、「太陽がいっぱい」の結末改変エピソードに通じるような現象。でも、どっちも好きです。さらば平成、さらば浅倉(笑)。それにしても香取慎吾主演のドラマ版は本当に別物やな(^^;あれはあれで好きだったから、ソフト化して欲しかったなあ… 

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫)

 
蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

蜜蜂と遠雷(下) (幻冬舎文庫)

 

  いやあ、直木賞本屋大賞のダブル受賞は伊達じゃない。実に読み応えのあるお話でした。曲から湧き出す豊かなイメージの描写が、どれ一つとして同じものがなく、恩田さん創造性と語彙に痺れるばかり。まさに恩田さんこそが文章の天才ピアニスト、な感動。塵くんのキャラクターも天然というかもはや音楽と自然と語らうシャーマンな感じで、素晴らしかったです。最初、「のだめ」みたいな話かな??と思ってたんですが、のだめを遥かに超越してます。映画化されるとのことでえしたが、あの豊かすぎるキャラクターと音楽の描写をどう映像化するのか、期待と不安でいっぱいです。 

  同じエルフはエルフでも、そう来たかー!!と叫ばずにいられない。もう、作中に散りばめられたいすづ「エルフ」への愛と、それを最強の存在と位置づける世界観の描写が常に爆笑を誘う。なかなかキワモノな設定であるのは間違いないですが、ここまで徹底してるといっそ美学すら感じる。シリーズ化したらまた買うかも。 

種の起源 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

種の起源 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

 初めて読む韓国のミステリ。なかなか、普通の青年かと思われた主人公が徐々に怪物の本性に近づいていく様に、うなじのあたりがちりちりする不気味さ味わいました。

  早くも4巻目。やっとバロットの活躍が見られるようになってウレシイ。 

もっと言ってはいけない (新潮新書)

もっと言ってはいけない (新潮新書)

 

 

恐怖実話 怪の足跡 (竹書房文庫)

恐怖実話 怪の足跡 (竹書房文庫)

 

 

最近読んだコミック

 

広告会社、男子寮のおかずくん (クロフネコミックス)

広告会社、男子寮のおかずくん (クロフネコミックス)

 

  深夜ドラマでやってたのを見て、3巻まで購入。会社・社会人あるあるとお料理の素敵なコラボ。普通に考えると金曜日の夜に男四人がごはん作って部屋飲みしてるってややむさ苦しくはあるんだけど(^^;なんか微笑ましいからこれでいいのだ。原作のキャラデザインとドラマの役者さんのルックスは結構異なってるけど、雰囲気は再現できてると思う。どっちもいい感じ。作中のレシピ、作ってみたいの複数です。 

  昼休みに本屋でいつも遭遇する同僚(笑)に進められて読み始めた。「とどろけ!一番」はリアルタイムで読んでたし、あの超展開すぎる路線変更には度肝を抜かれたクチなので、めちゃくちゃ懐かしかった!しかし、のむらしんぼ先生、ずいぶん苦労されてたんですね…自分たちは漫画をただ読んで消費するだけですが、その陰では作家さんと編集さんが生活と人生をかけて七転八倒されているのだなあ、としみじみ。

 

きのう何食べた?(15) (モーニング KC)

きのう何食べた?(15) (モーニング KC)

 

 祝・ドラマ化!だけど、テレ東なので高知では見られない!悲しすぎる!

 

このマンガがすごい! Comics 猫と竜3 (このマンガがすごい!comics)

このマンガがすごい! Comics 猫と竜3 (このマンガがすごい!comics)

 

 相変わらずカワイイ。けど、作中猫さんたちが結構ソーセージとか人間の食べ物食べてるのには、「健康に悪くない??」と心配になってしまう。塩分濃いのは厳禁ですよー。 

鬼灯の冷徹(28) (モーニング KC)

鬼灯の冷徹(28) (モーニング KC)

 

 まさか芥子ちゃんと狸が和解する日がこようとは。 

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス)

チェンソーマン 1 (ジャンプコミックス)

 

 ジャケ買い。ポチタ可愛い~…のに、残念…あのまま活躍してほしかった…

こっから後は書影のみでご容赦を。

 

 

 

ULTRAMAN(13) (ヒーローズコミックス)

ULTRAMAN(13) (ヒーローズコミックス)

 

 

 

黒執事(28) (Gファンタジーコミックス)
 

 

 

銀河英雄伝説(13) (ヤングジャンプコミックス)

銀河英雄伝説(13) (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

風都探偵 (5) (ビッグコミックス)

風都探偵 (5) (ビッグコミックス)

 

 

 

憂国のモリアーティ 8 (ジャンプコミックス)

憂国のモリアーティ 8 (ジャンプコミックス)

 

 

 

 

 

 

 

金田一37歳の事件簿(3) (イブニングKC)

金田一37歳の事件簿(3) (イブニングKC)

 

 

 

双亡亭壊すべし (12) (少年サンデーコミックス)

双亡亭壊すべし (12) (少年サンデーコミックス)

 

 

 

ジョジョリオン 20 (ジャンプコミックス)

ジョジョリオン 20 (ジャンプコミックス)

 

 

40冊到達!

2019年も、はや三か月が経過しようとしているわけですが。読書冊数はここにきて40冊に到達しました。がんばった。 

魔眼の匣の殺人

魔眼の匣の殺人

 

 「屍人荘~」の衝撃からはや1年以上。期待値最強の第二作。屍人荘のような禁じ手作品ではないので衝撃度でいうとやや弱いが、「外れない予言」という呪いをロジックの柱に突き立てた息が抜けないサスペンス、骨太の推理、異様な動機…そしてそして、これでもかこれでもかと叩きつけ畳み掛けてくるような圧倒的な謎解き、事件の背後の真実!堪能しました。何より、この作品で比留子さんの名探偵としての在り方が確立された感じ。また、探偵とワトソン役の関係性についても深く掘り下げられているのも趣深い。比留子さんと葉村くんの関係が今後どうなっていくのかも気になるし、このままシリーズとして続いていってほしい!堪能しました。 

 久しぶりの伊坂作品、久しぶりのギャングシリーズ。テンポの良い会話と展開、四人組のチームワーク。楽しかったです。

 

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

木洩れ日に泳ぐ魚 (文春文庫)

 

 

 

Q&A

Q&A

 

 

 

木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)

木曜組曲: 〈新装版〉 (徳間文庫)

 

 「木洩れ日~」が行きつけの書店でオススメポップ紹介されていたのをきっかけに、久々に恩田さんを三連続。積読消化も兼ねて。恩田さんの作品て、一夜もしいくは通日の集まりのに登場人物の濃密な会話から徐々に真実があぶりだされていく、というパターン多いような。「木洩れ日~」と「木曜組曲」はまさにそれ。衝撃的だったり派手だったりはしないが、静かなスリリングさ、独特の雰囲気が心地よいです。 

思いつきで世界は進む (ちくま新書)

思いつきで世界は進む (ちくま新書)

 

 これまで橋本さんの本を読んだことないけれど、気になって手に取りました。特定の思想に偏らない、大上段に振りかぶったりはしないけれども、身近な視点で社会を政治をシビアに観察する姿勢がかっこよかったです。早すぎるご逝去だったなあ。合掌。

 

ブランケット・キャッツ (朝日文庫)

ブランケット・キャッツ (朝日文庫)

 

 NHKでドラマ化されたとき、気になって買ったのを積んでて、今頃読みました。お店のご主人と獣医さんのお話はドラマオリジナルなのね。それ以外は原作に忠実。貸し出されちゃう猫さんという設定が若干違和感でしたけど、猫が家族や夫婦や隣人の心を繋いでゆく様子は素敵でした。

 

 ドキュメンタリーというか公式記録チックな手法で描かれる懐かしい怪獣の名前オンパレードにドキドキ。まさかドゴラまで出てくるとは。

 

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

ユナイテッド・ステイツ・オブ・ジャパン (新☆ハヤカワ・SF・シリーズ)

 

 イラストでジャケ買いしたところはあるのですが、メカの活躍が思ったより少なかったのが残念。 

地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

地上最後の刑事 (ハヤカワ・ポケット・ミステリ)

 

  隕石の衝突で滅びることが定められた世界で、刑事の本分を貫こうと最後まで苦闘するパレス刑事が泥臭くもかっこいい。そして、謎解きにもしっかり、この特異な世界の背景が刻み込まれていて、悲しく調和した傑作。良い読書でした。

 

悪意

悪意

 

  帯に惹かれてジャケ買い。でも、ディーヴァーのどんでん返しはあんまりなかったような(^^;それでも、独特の暗鬱さ、苦々しさが醸し出すずっしりしした読後感。読み応えありました。

 

拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)

拳銃使いの娘 (ハヤカワ・ミステリ1939)

 

 父親思いのポリー、11歳なのにタフで環境適応能力最強。かっこいい。まさに原題のスラングとしての意味「助手席に乗る」の感覚で、あっという間に読み終わりました。

 

パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)

パララバ―Parallel lovers (電撃文庫)

 

 山本弘さんの「ビブリオバトル部」シリーズで紹介されてたのを見て、面白そうだったので探して購入。SFとミステリ双方の視点で見てかなり面白かったし、事件解決後の結末は切なかったです。 

リスの窒息

リスの窒息

 

 出版年を見て、9年も積んでたのかと思うとやや憂鬱(^^;石持作品は本当に読みやすくくて展開スピーディーで好き。やや最後の展開は強引な気もするけど、中学生が仕組んだ狂言誘拐、若干脇が甘い部分もあれど大人を見事に手玉に取っていく様子は実に戦慄的でした。 

 「怪獣チェイサー」が一番かっこよくて好き。「ブリラが来た夜」も迫力。

こっからは書影だけでご容赦を。

 

  

未成年儀式 (Style‐F)

未成年儀式 (Style‐F)