昨年の年末に「2004年最後の散財じゃああああ」とばかりに購入した、ショウ・ブラザーズの名(迷)作映画2本、「北京原人の逆襲」と「中国超人インフラマン」。
昨夜、「北京原人の逆襲」を見終わったので感想など。
噂に違わぬトンデモ映画でした(笑)いや、素直に面白かったんですけどね。
とりあえず脚本はぐだぐだ。川口浩探検隊を思わせるヒマラヤへの原人探索行、女ターザンとキングコングもどきの北京原人(なんで原人がこんなにでかいのさ。で、タイトルにも書いたがヒマラヤに住んでるのになんで北京原人。そして、「ここで終わるんかい!」と劇場内の観客から一斉に突っ込まれたであろうラスト。ですがですが、これでもかといわんばかりにエンターティメントに徹しようとしているその姿勢が健気で、しかもその部分において絵的にもテンポ的にも一切妥協してないところはビリビリ伝わってきます。実際、後半に香港市内を原人が破壊しまくる様子は、かなり圧巻。ミニチュアも精巧この上ないし。
ともかく、いろんな意味で味わい深い映画でした。幻の名作だったそうですが、DVD化されて本当に良かったと心から思うよ。
さて、その他にも観たものはございまして、お気に入りのサムライ7、4話まで見終えましたよ。
DVDで言うと2巻まで見た計算になりますっていうかDVDで見たんですが。
仲間も一人、また一人と増えてきていいカンジ。みんなキャラ立ちまくりでカッコいいです。自分は「七人の侍」を実はまだ見ていないんですが、あまりにも名作であるが故に、実際には見ていなくても知ってる台詞ってのがありまして。その一つ、カンベエの「この米、おろそかには喰わんぞ」。この台詞をサムライ7劇中で聞いたときには、鳥肌が立ちましたです。この辺、やっぱり原作の盛り上がりドコロはしっかりと押さえているカンジで好感触。
でも、やっぱり「七人の侍」の役者と「サムライ7」のキャラを比較しながら観ると不思議な気分になりますね。ああこのひとが志村喬か三船敏郎かとか考えると(笑)