また随分と更新間隔が空いてしまいました。読書はしてましたが、やはり年度はじめを挟むとペースが落ちる。ここまでで47冊。半年丸まって50冊到達してません。うーん、やはり年間100冊は厳しいか。しかしまだ、諦めるにはちと早い冊数ではあります。
何げに初野崎まど。以前から読んでみたい作家さんではあったのですが。「働く」という言葉をキーに、優しく、雄大に繰り広げられるドラマ。いやあ、面白かった。本書で主人公たちがたどり着いた「働く」ということの意味は、まさに真理だと思います。
最近お気に入りの作家さんになりつつ柚月裕子さんの出世作シリーズ、読んでみました。かっこいい…令和の今ではこの本に出てくるような刑事さんは存在できなさそうだけれど、誇りをかけて汚泥の中をかきわけて闘うアウトロー刑事たちの生き様、不器用だが仁義を失わないヤクザたちの生き様がかっこ良すぎる。「暴虎の牙」も読もうかしら。この極限まで男臭い物語を女性が描いたというのもすごい。
ドラマの方は見ていなかったのだけれど、ふとジャケ買い。人が人を好きになるというのは、性の対象とするのとは全く違うことで、どんな性を持っていても思いあえるんだなあ、としみじみ。それを置いて、恋愛小説として読んでも普通に切ない。良い小説でした。
この2冊はもう、表紙を見た瞬間から懐かしさにテンションだだ上がり、脊髄反射的に購入しました。ええわあ。どこかで手に入るなら、購入してもう一度むさぼり読みたいぞ図鑑。
すいません、こっからは書影のみで。