前回の更新後、結構頑張ったので年間100冊の可能性がまた出てきました。本日すなわち8月末で65冊。こっから年末まで、月に8~9冊読めばどうにか達成できる。諦めんぞ。
何故貼り付け用データが電子書籍しか出ないAmazonよ。それはともかく、直木賞作品を自ら手に取ったのなんて何年ぶりだろう。嗚咽を洩らしながら読み終えましたよ。魂が震えた。本当にかけがえのない存在は、たとえ失われても胸の中に生き続けるものだと、強く強く信じられる物語。感動作を書いてもしっかりノワール風味なのも馳さんらしい。人の暗部に向かって人を人らしい光で導いてくれる多聞。本当に良い物語でした。
まだ守り人シリーズも1冊しか読めてない上橋作品初心者の私ですが、ふと手にとった1巻からページを繰る手が止まらず一気に3巻まで。大きな権力と向かい合っても自然の摂理を愚かな人の理に手渡すことをしないエリンの生き方が素敵です。完結編はまだこれから。どういう結末になるのか、今からどきどきしてます。
美しい自然の中で織り成される人とクローンの生存をめぐる静かな争いもしくは協調が、なんとも詩的で切ない。サンリオ文庫で出てたのね。この作家さんの他のサンリオ作品も復刊してくれないかしら。
こっからは、また書影のみでごめんなさい。