100冊突破!

前回の更新からまたも間が空いてしまいましたが。今年の目標、読了冊数100冊突破、達成しました!ちなみに現在106冊。今年もあと一か月半ですが、まだまだ読みますよ。ただ、加齢とともに記憶力がどんどん衰えて、割と内容を覚えていない本もあるのが悲しいですが。それでも、「これは!」と思える本に度々出会えるのは嬉しいものです。

ちなみに100冊目はこの本でした。 

メインテーマは殺人 (創元推理文庫)

メインテーマは殺人 (創元推理文庫)

 

 「カササギ殺人事件」があまりにも面白かったので、どうしても手に取らずにいられず。序盤、「カササギ~」に比べるとやや展開が大人しい気がしてたんですが、後半の怒涛の展開と謎解きの「やられた!」感がもう最高。これ、また絶対「このミス」ほかランキング上位間違いないですね。なんかホロヴィッツに興味が沸いてきて、「少年スパイアレックス」のシリーズとか読みたくなってきました。挿絵荒木さんだし(笑) 

Iの悲劇

Iの悲劇

 

  各々の事件は小粒に見えるけど、ラストでつながる首謀者(あえてこう言う)の悲壮な意思が、自分も公務員なのでとても胸に突き刺さります。 

悪寒 (集英社文庫)

悪寒 (集英社文庫)

 

  ダヴィンチ・ニュースで知って手に取りましたが、なかなかに重厚な一冊。主人公の鈍さに最後までイライラさせられる展開ではありましたが、だからこそ強烈に炙り出される家族というものの底に横たわる暗部と、その中にある希望。面白かった! 

黒警 (朝日文庫)

黒警 (朝日文庫)

 

 

 

黒涙 (朝日文庫)

黒涙 (朝日文庫)

 

  実は「黒涙」を先に読んで、あまりに面白いので「黒警」も手に取りました。「機龍警察」などのリアルな警察内の描写の印象から、社会派の渋いお話を想像していたら、悪をもって悪を制す、まさに必殺シリーズカタルシスに血沸き肉躍る。主人公沢渡をはじめとする「義水盟」メンバーの義兄弟っぷりもかっこよく、テンポよく読める素晴らしいエンターティメントでした。 

 

 

  職場の後輩に薦められて手に取ってみました。よくある異世界転生ファンタジーかと思いきや、こんなお話だったとは。ファンタジーバタフライ・エフェクト?私はおじさんなのでスバルくんの軽いノリに時々ついていけなくなる(彼の心の中は決して軽いやつではないのだけどね)けれど、サスペンスフルでひりひりする展開に手に汗握りました。ただ、長いので続きを読むかどうかは思案中(^^;

 

 こっからあとは書影でご容赦を。 

毒殺倶楽部 (朝日文庫)

毒殺倶楽部 (朝日文庫)

 

  

剣樹抄

剣樹抄

 

  

5分後に意外な結末 ベスト・セレクション (講談社文庫)

5分後に意外な結末 ベスト・セレクション (講談社文庫)

 

  

surprisebook/ヒーロー大行進

surprisebook/ヒーロー大行進

 

 

最近観たDVDとか

 

  よく考えたら過去のキングコング作品、ほとんど観てないのにコレから入っちゃった(笑)。いやあ、面白かったです。わんさと出てくる怪物の豪華感。怪獣総進撃みたい(笑)。キングコングの神々しさも素晴らしい。吹き替え版、何気にGACKTさんと佐々木希出てるのね(笑)。そっちの意味でも豪華。 

旅猫リポート [DVD]

旅猫リポート [DVD]

 

  観たのは、DVDではなくて金曜ロードショーでなんですが。前半の旅部分が多少物足りない気はしましたが、ナナちゃんの名演技がすべてをどうでも良くしてしまいます(笑)賢そうな姿と所作のナナちゃんに、高畑充希のやんちゃな声が実に合う。最後はやはり、号泣なしには観られませんでした。原作再読したくなる。

最近読んだコミック

 

俺、つしま

俺、つしま

 

  

俺、つしま 2

俺、つしま 2

 

  ジャケ買い。しかし、猫はリアルな絵柄でも可愛く描かれているのに、おじいちゃんだけなんでこんな真っ青でセサミストリートのキャラか何かのように描かれているのだろうか。しかし、猫がしゃべったら、うちの子もきっとこんなんなんだろうねえ(笑)それでもかわいいけど。

 

おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv)

おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv)

 

 連載媒体が変わったことにより物語が作れるようになった、とのことだが、おじさまの過去にもぐっと深みを感じる展開が加わって魅せる。素晴らしい。そんな中でも決して薄まらない、ふくまるの可愛さと存在感。これからも楽しみだ! 

大奥 17 (ヤングアニマルコミックス)

大奥 17 (ヤングアニマルコミックス)

 

  一応幕末の歴史をかけら程度にでもかじっている身としては、家茂と皇女和宮の悲しい別れが待っていることは知っているのだけれども、そこに至る前にこのただ事ではない展開。愛。ツンデレ和宮最高(笑)流石はよしながふみ先生ですわー。余談ですが「きのう何食べた?」DVD買いました(笑) 

高橋留美子劇場REMIX Side:BLUE (My First Big SPECIAL)

高橋留美子劇場REMIX Side:BLUE (My First Big SPECIAL)

 

 REDに続いて結局こっちも買いました。どの話も面白かったけど、一番ホロリと来たのは夫婦や家族というものの綺麗ごとでない関係性の中にも存在する真実の愛情をしみじみ感じる「鉢の中」と「ヘルプ」かしら。中年を迎えた今の自分だからこそ身近な感動。 

  前巻で画風変更宣言をなさっていたのに、この巻ではまた依然の緻密なメカ描写が再び!負傷から回復されているのは嬉しいのだけれど、くれぐれもご無理はなさいませんように!でもやっぱり太田垣メカはかっこいい! 

女の友情と筋肉(7) (星海社COMICS)

女の友情と筋肉(7) (星海社COMICS)

 

 前巻がわりといい感じのところで終わってて、長らく新刊が出なかったから完結したのかと思ってた!終わってなくて嬉しい!…しかし、このラストはこれまでで一番気になる展開なのですが…イオリさんピンチ?もしかして今度こそクライマックス近い?? 

能面女子の花子さん(5) (KCx)

能面女子の花子さん(5) (KCx)

 

  花子さんのパパママのなれそめ話がとても素敵です。

こっからはまた書影のみでごめんなさい。

 

聖☆おにいさん(17)限定版 (プレミアムKC)

聖☆おにいさん(17)限定版 (プレミアムKC)

 

  

  

チェンソーマン 3 (ジャンプコミックス)

チェンソーマン 3 (ジャンプコミックス)

 

  

黒鷺死体宅配便 (24) (角川コミックス・エース)
 

  

天地創造デザイン部(4) (モーニング KC)

天地創造デザイン部(4) (モーニング KC)

 

 

軍靴のバルツァー 12 (BUNCH COMICS)

軍靴のバルツァー 12 (BUNCH COMICS)

 

  

ジョジョリオン(21) (ジャンプコミックス)

ジョジョリオン(21) (ジャンプコミックス)

 

  

  

うしおととら 13 (My First WIDE)

うしおととら 13 (My First WIDE)

 

  

絶対可憐チルドレン (55) (少年サンデーコミックス)

絶対可憐チルドレン (55) (少年サンデーコミックス)

 

  

進撃の巨人(29) (講談社コミックス)

進撃の巨人(29) (講談社コミックス)

 

  

衛宮さんちの今日のごはん  (4) (角川コミックス・エース)

衛宮さんちの今日のごはん (4) (角川コミックス・エース)

 

 

100冊が目の前

2か月ぶりの更新ですが、その間に本はコツコツ読んでおりまして。現在94冊となりましたよ!薄めのムックや児童書も入っておりますが、それでも読書は読書。年内に100冊を達成できるのはほぼ確実になってきました。嬉しいなあ。多分10年ぶりくらいの快挙(笑)

 

栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人

栗本薫と中島梓 世界最長の物語を書いた人

 

  栗本薫さんの作品を読み始めたのは、中学生のころ。ゲームブックの「魔境遊撃隊」で変則的に栗本薫さんとクトゥルー神話の存在を知り、「魔界水滸伝」を手に取ったのが始まり。そのままグイン・サーガや伊集院大介に夢中になり、高校生から20代の自分にとっては神様のような作家さんでした。パソ通にはまってからは「天狼パティオ」にも参加し、ご本人からコメントを返していただいたり、いっぱい幸せな時間をもらいました。…ただ、年齢を経て読書もままならなくなり、また作品そのもののイメージも初期とはやや変わっていく中で、次第に心が離れていたのですが、10年前にご逝去されたとき、その喪失感はものすごかった。物語を愛し、物語に愛された人。その生涯の創作活動の裏側に、こんなにも様々な苦しみが秘められていたとは。夫である今岡清さんの、「世界で最も幸せで不幸な少女」という形容は、まさに的確すぎて、胸が押しつぶされそうになる。グイン・サーガも挫折して久しいけれど、ちゃんと読んでみようか。それに、また小説書きも始めてみようか。栗本さんのような物語に殉ずる生き方はできなくとも、物語を記すことの禍福を知るものの端くれとして。なんていろいろ考えてしまう1冊でした。

 

キノの旅XXII the Beautiful World (電撃文庫)
 

  実はこのシリーズ10巻くらいまでは買ってたんですが4巻あたりから積んでて(^^;、読んでないのに買い続けるのがつらくなって中断していたのですが、ふと本屋で最新刊見かけて懐かしくなり、手に取りました。いやあ、22巻になっても変わらない残酷さと優しさのハイブリッド。積んでる分もちゃんと読んでみたくなりました。シズ様と陸の出会いのエピソードが読めたのは嬉しかったし。 

  LINEの「ダ・ヴィンチニュース」で紹介されていたのを見て、手に取りました。出だしとタイトルのチャラさからは想像できないヘビーな展開、感動。ギフトの「せんせいは、やさしい」というセリフで泣かない人はいないのではないかと。事件の真相と「キラキラネーム」というテーマが見事にリンクしているのもいい。 

モンスターマザー: ―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い― (新潮文庫)

モンスターマザー: ―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い― (新潮文庫)

 

  本屋でジャケ買い(笑)。いじめによる自殺報道は枚挙にいとまがないけれども、マスコミでの取り上げ方を盲信して「学校=悪」という見方に固定されてしまっている自分たちの騙されっぷりを痛感する。この先生方は、本当によく戦い抜いたと思うけど、その苦闘に比して報われていない世間の見方。マスコミにとって、所詮事件とは消費されていくもので、旬を過ぎればだれも見向きもしない。無力感を感じるけれど、その在り方を支えてしまっているのは我々一般大衆なんだなあ、と自戒する次第です。 

マッド・バレット・アンダーグラウンド (電撃文庫)

マッド・バレット・アンダーグラウンド (電撃文庫)

 

 

マッド・バレット・アンダーグラウンドII (電撃文庫)

マッド・バレット・アンダーグラウンドII (電撃文庫)

 

  これ、「キノの旅」の広告で見て面白そうだったんで買いました。うむ、ラノベでもこういうノワール的世界観、大好き。主人公の、「購入した物を自身の中に収納し、自由に出し入れする」という一見地味な能力の扱い方が実に上手くて、痺れました。続けて読もうかな。 

密室・殺人 (創元推理文庫)

密室・殺人 (創元推理文庫)

 

 最近、小林泰三さんのミステリがお気に入りなのですが、これは結構初期の作品。そしてかなり前に買って積んでました(笑)。いやあ、面白かった。しかし、四里川陣の正体は五通りの解釈があるそうですが、うーん、難しい。事件そのものより、そっちの方が気になる(笑)

 

こっからは、書影のみでご容赦を。

 

アコギなのかリッパなのか (新潮文庫)

アコギなのかリッパなのか (新潮文庫)

 

  

ミッドナイト・ブルー (ハヤカワ文庫FT)

ミッドナイト・ブルー (ハヤカワ文庫FT)

 

 

 

勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)

勇者と探偵のゲーム (一迅社文庫)

 

  

怖くて眠れなくなる科学 (PHP文庫)

怖くて眠れなくなる科学 (PHP文庫)

 

  

向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)

向う端にすわった男 (ハヤカワ文庫JA)

 

  

雇われ探偵 (光文社文庫)

雇われ探偵 (光文社文庫)

 

  

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)

 

  

竜のグリオールに絵を描いた男 (竹書房文庫)

竜のグリオールに絵を描いた男 (竹書房文庫)

 

  

運命のチェスボード ウェクスフォード警部シリーズ 創元推理文庫

運命のチェスボード ウェクスフォード警部シリーズ 創元推理文庫

 

 

最近見たDVDとか

 

  ダークヒーローが好きな俺にはたまらない、ヴィランたちの大同団結…なんだけど、なんか、この計画そのものがなかったら起きなかった事件じゃなくない??(^^;と思うのは俺だけ??あと、ジョーカーさんの出番が思ったほど多くなかった(てっきり、一緒に戦ってくれると思ってた)のが残念。ジャレッド・レトはかっこいいけど。個人的には、「殺人を無罪にする方法」のアナリーズ役、ヴィオラ・デイヴィスさんが出てたのが嬉しかった。やはり、強引なやり手女史を演じたら並ぶものがいませんな。 

  やっとシーズン3最終話まで鑑賞。3になると大分みなさん追い詰められていて、このあたりのハードな展開はこれはこれで好きだけど、初期の華麗に「殺人を無罪に」していく悪逆にして痛快な法廷闘争もみたい気が…シーズン4のDVDはいつ出るのだろう。また見よう。

 

  先日原作を読んだので、その流れで鑑賞。加奈子のキャラクターは映画のほうがより一層怪物で、物語そのものも救いがない(いや、原作も救いはないけど、まだ加奈子も藤島も同情の余地がある)。そして、最初から最後まで役所広司が「クソが」と口走り続け、怒鳴り続けている(笑)ちなみに、役所広司小松菜奈も、原作のイメージにぴったりだと思います。

最近読んだコミック

引き続いて、最近読んだコミック。 

  現在旬な?テーマ、児童虐待に迫るエピソード、完結。虐待を鬼畜なクソ親とただ断罪するのは簡単だけど、親自身の中にも育児への恐怖や葛藤が潜んでいて、それと向かい合わない限り前には進めないことを痛感させられます。 

黒鷺死体宅配便 (25) (角川コミックス・エース)
 

 唐津くんの兄が登場したり、笹山さんの過去が暴かれそうだったり、クライマックスの予感。

 

双亡亭壊すべし (13) (少年サンデーコミックス)

双亡亭壊すべし (13) (少年サンデーコミックス)

 

 帰黒さんの正体に驚愕。そういえば「からくりサーカス」のアニメは終わってしまいましたが、このまま「月光条例」、ひいてはこの双亡亭もアニメ化されていくのでしょうか??ぜひそうして欲しい!そして黒博物館も!

 

憂国のモリアーティ 9 (ジャンプコミックス)

憂国のモリアーティ 9 (ジャンプコミックス)

 

 

 

風都探偵 (6) (ビッグコミックス)

風都探偵 (6) (ビッグコミックス)

 

 

 

銀河英雄伝説(14) (ヤングジャンプコミックス)

銀河英雄伝説(14) (ヤングジャンプコミックス)

 

 

 

闇狩人Δ(DELTA) 4 (集英社ホームコミックス)

闇狩人Δ(DELTA) 4 (集英社ホームコミックス)

 

 

 

 

78冊!

6月~7月上旬は、かなり頑張って読書しました。結構積読消化にも努力。その甲斐あって本日時点で78冊。この調子でいけば途中で息切れしてもどうにか今年は100冊は達成できそう。なんか義務感になっちゃうとこれはこれでどうなんだとは思うけど、いっぱい本が読めるのはやはり嬉しいものです。 

ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)

ジェリーフィッシュは凍らない (創元推理文庫)

 

 こちらの作家さんは未経験だったのですが、この作品の文庫化を機に読んでみました。面白い!帯の綾辻行人さんの賛辞もぴったり!何気にSF設定なのですが、描写が緻密なのでもしかして「ジェリーフィッシュ計画」が実在したのかと思っちゃった(笑)最初から最後まで手綱が緩まないサスペンス展開も素晴らしいし、これがデビュー作なんて信じられない。続く作品も読んでみようかな。好きな作家さんになりそうです。 

大きな森の小さな密室 (創元推理文庫)

大きな森の小さな密室 (創元推理文庫)

 

 メルヘン殺しがすごく面白かったので、そういえばこの方のミステリって何冊か積んでたやと思い出し、発掘して読みました。いやあ、贅沢な一冊。各々の短編で、共通のキャラクターが少しずつ違う役回りで登場するのも楽しい。手塚治虫スターシステムみたい。小林さんのミステリは他にも積んでた気がするので、読まなくては(笑) 

二歩前を歩く

二歩前を歩く

 

 普通、ミステリで怪奇現象を扱うときは何らかのトリックでその現象が(もしくは現象に見えるものが)引き起こされるケースが多いと思いますが、この作品集はそっちの謎解きはせず幽霊も怪奇現象もあると前肯定したうえでその法則性を探っていくホワイダニット。面白かったです。個人的には、ひと時の大人の恋の思い出が引き起こす小さな現象、ちょっとだけ胸を締め付けられる切ない真相の「五か月前から」がお気に入り。ほかの話は結構怖い(笑) 

星を継ぐもの (創元SF文庫)

星を継ぐもの (創元SF文庫)

 

  今頃読んでますが、読み応えありました!ハードSFは専門用語や学術的展開についていけない場合が多くて、頭の悪い私は今回も例外ではなかったわけなのですが、それでも読み入ってしまったのは、やはりスケールの大きな死体移動の謎。ラストではそのスケールの大きさに唖然とするしかないわけなんですが、面白かった。三部作とのことなので、後の2冊も読まなくては。 

機忍兵零牙〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)

機忍兵零牙〔新装版〕 (ハヤカワ文庫JA)

 

  いつもの月村さんとはまた違った語り口、世界観。意外な敵の正体。だけど、もうちょい主人公零牙の活躍が見たかったような。 

ジャニーズで今、何が起きているのか?

ジャニーズで今、何が起きているのか?

 

  普段はジャニーズにそんな関心ないけれど、書店で見かけてふと読みたくなって。ちなみに読了はジャニーさん逝去より前。この本で読んだ知識を踏まえて、ジャニーさん亡き後のジャニーズがどうなるか本当に気になります! 

  松尾由美さん以外、全員お初の作家さんですが、どれも刺激的。一番のお気に入りは、おなじみのシチュエーション「顔のない死体」の逆説的で全く新しい理由を提示してくれた大山誠一郎さんの「顔のない死体はなぜ顔がないのか」。素晴らしかったです。 

セカンド・ラブ (文春文庫)

セカンド・ラブ (文春文庫)

 

 「イニシエーション・ラブ」の衝撃を期待して読み進んだのですが…伏線の緻密さは相変わらずですが、あのラスト一行の破壊力には及ばないような。なんでそんなことしてるのか動機は不明のままやし。やや消化不良でした。 

 たしかに、「人格障害」や「発達障害」という病名が有名になってから、なんでもかんでも病気扱いにされちゃうようになったなあ、とは感じていたので、いろいろと考えさせられるものがありました。実際、長いこと通院してるのに全然病状改善しない患者さんも大勢知ってるし。心って目に見えないから、レッテルの貼り方で結局どうにでもなるんだけど、権威あるお医者様が病気扱いしちゃうと、家族も本人も周囲もそれに従って病人を一人作り上げてしまう、ってことなんですね。 

  ブームになってからずいぶん経つのに、今頃読んでます。これまた積読消化。でも、本当に素敵な話ばかりでした!もっと早く読めばよかった。古書の知識も増えるし、二度おいしいですね。

 

 ここから後は、感想書くのがしんどくなってきたので書影のみでご容赦を。 

殺し屋を殺せ (ハヤカワ文庫NV)

殺し屋を殺せ (ハヤカワ文庫NV)

 

  

剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

剣豪将軍義輝 上 鳳雛ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

 

 

 

剣豪将軍義輝 中 孤雲ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

剣豪将軍義輝 中 孤雲ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

 

 

剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

剣豪将軍義輝 下 流星ノ太刀<新装版> (徳間文庫)

 

 

 

  

果てしなき渇き (宝島社文庫)

果てしなき渇き (宝島社文庫)

 

 

 

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

わけあって絶滅しました。 世界一おもしろい絶滅したいきもの図鑑

 

 

 

死人狩り (祥伝社文庫)

死人狩り (祥伝社文庫)