行く年来る年…

 さて、2021年のすっかり押し迫った大晦日、本年最後の更新です。

 とりあえず、前回の更新から後、2冊ほど本読めたので、今年の読書冊数は102冊。あれまあ、2020年と全く同じ数ではないですか(笑)ともかく、3年連続でどうにかこうにか年間100冊を維持できているので嬉しい。でも、本棚に眠っている未読の数々が減ってないのは何故だ…結局、ついつい読みたい本をすぐ新たに買ってしまう癖は治らないので、読書スピードにそれが追いつかないので、結局未読本が増えてしまう一方なのですよね。来年はもう少し読めるだろうか…頑張ろう。というわけで年末読書は以下の2冊。

 タイトルに惹かれて購入。しかし、そのプロットとトリックのややこしさにぐ~るぐると振り回され、一回とて犯人も推理の当たることなし。だめなミステリ読みだ私。

 表紙のとぼけた「おとどちゃん」の姿からは想像できない、ガラスのように繊細で、迂闊に触れると指が切れそうな言霊の数々。自分を、人を愛すること、命と向かい合うこと、その命に触れる仕事に各々の心をこめて真摯に励み続ける水族館の職員さんたち。いつもそこにあるのが当然と思っていた地元の水族館。子供の頃から幾度となく足を踏み入れ、なんとなくぼんやり眺め続けたその風景。その中に、こんなにも深く、愛おしい物語が息づいていたなんて。まさか、水族館の本読んで生きることの尊さを教えられるとは思いもしませんでしたよ。Twitterもチェックしたことなかったけど、今度桂浜水族館に足を運ぶときは、これまでと全く違う敬虔な気持ちで向かうことになると思う。美しかろうが醜かろうが、そこに在る命が等しく尊いことを握り締めて。2021年最後の読書がこの本で良かった。

 

 100冊超といっても、中にはページ少なめのムックの類も多く含まれていたりして、ややズルしてる感ありますが(毎年)、来年も同じようにするとは思います。ですが、やはり多くの本に触れれらるのは嬉しい。でも、年々記憶力が弱体化してきて、「面白い」と思ったミステリですら犯人やトリックが思い出せないことも多くなってきて哀しい(笑)。なのでなので、このブログも誰も読んでなくても続けてないと、読んだことすら忘れそうで嫌なのです。もし読んでくださってる奇特な方がいらしたら、来年もどうかお付き合いくださると嬉しいです。よいお年を!