早くも2023年が半分は過ぎてしまったわけですが。とりあえず、年間100冊読破の観点で6月末時点で丁度60冊達成したのは、まあ快挙といえなくはないかと。ただ、7月に入ってからちょっとペースダウンしたので、油断はできぬ。現在63冊。なかなか月10冊ペースを維持するのは難しいです…
どこまで悪乗りする気なのか、どこまで続くのかタローマン旋風。懐かしの児童書「復刻版」。なんとタローマンが喋る漫画版も掲載されていて、ほんま美味しい…できれば、スピンオフ版で大権威ガ・ダーンとか太郎侍とかも制作してくれないかしら。
いつもハードで緻密な世界観が持ち味の冲方さんが、こんなハートウォーミングな話を書かれるとは。とはいえ、ゲーム世界でのバトルは臨場感あってかなりタクティカルで、やっぱり冲方さんだなと思ったのでした。良かった~
現在良好とは言えない中国と日本の関係性ですが、警察組織の中でもこんな虚々実々丁々発止な駆け引きが演じられているとは(いや、フィクションだけど)。今回も面白かったです。
変わり種安楽椅子探偵短編集かと思いきや、最終話で一気に引き剥がされる真実に唖然。タイトルのセンスにも脱帽。
裁判官さんだって人間なんだなあ、としみじみ。そして、人を裁くことの重みを背負いながら、罪人の更生を願いながら発せられる言葉の数々がじんわり胸にしみます。
警官までが微妙に悪人な、カタルシス感のない解決ばかりの短編集ですが、それでも読後感が悪くないのは、登場人物の誰もが言い訳せず自分の手の届く範囲でむしろ平々凡々な感じで悪事に励んでいるからか、若竹さんの人物造形が愛嬌にあふれているからか。
ついに完結。マリウスくんの切ない恋愛模様と隠…ごにょごにょの存在発覚とか、結構な重要エピソード。
第一部完とか。てことは、まだまだ続くのねこのお話。嬉しいけど。
こっからはまた書影のみでごめんなさい。