現在85冊。あと3ヶ月弱で15冊読めるか…

 またまた約3ヶ月ぶりの更新。この間の読書冊数は標記のとおり。うーん。最近忙しくて読書ペースが落ちているのでやや厳しい…でもまあ、頑張ってみますかね。

 祝再刊。実は読みたくて古本屋とかで探すけど見つからず、絶版になっててがっかりしてたのですよね。感想は…うん、完全にウルトラマンですね(笑)小林さんで、基本ホラーなので、どろどろグログロですが、エモーショナルな結末もハードSFウルトラマン。それにしても、「ガ」さんの本名には本当びっくり。

 「安楽探偵」もそうだったけど、小林さんの光文社文庫の書き下ろし連作短編は、最終でキレイにつながっててすごい。逝去後もこうして再刊が続いてて、ホラー・ミステリ界がいかに惜しい人を亡くしたか感じて今でも寂しい。

 本屋に並べば必ず買ってしまうホロヴィッツの新刊。ホーソーンシリーズも、巻を重ねるごとに彼の秘められた過去とかがじわじわ明かされてきてて、そっちも楽しみ。無論、事件の本質も相変わらず伏線ばっちり意外な犯人。今回はホロヴィッツさんが嫌疑をかけられるというサスペンス度最高展開で、手に汗握りました。

 ジャケ買いですが、後悔なしの読み応え。貧困描写と、それを背景とする複雑な心理の犯人像にただ立ち尽くすばかり。他のシリーズも読んでみようかな。

 タイトル通りの超絶設定の中で繰り広げられる心理戦がすごすぎる!ってかこれはジョジョか??(笑)ジョジョなのか??時間の枠の中で繰り広げられるバトルはまさに彷彿とさせるのです。(表題作)短編集ですが、どの短編にも「死までの15秒」がモチーフになっているという凄腕力技巧妙さすごい。

 米澤さん、リアルな警察小説風味でもこんなにきっちりと本格されるのですね…枚一度のことながら脱帽。一番衝撃だったのは「意外な凶器」の究極ではないかと思える冒頭の短編「崖の下」でしょうか。

 タキシード仮面様が可愛すぎる…てかうちの猫も白黒でタキシード仮面様と同じ柄なので親近感。

 14年間の連載期間に相応しい、壮大な、悠久の刻を感じされる読みごたえ抜群大長編でした。小さな村の吸血の風習と少年少女たちの感情のせめぎあい、いかに人類が宇宙に飛びたつかという深遠すぎるテーマ、そのミクロとマクロの対比がとてもいい。堪能しました。

 

 こっからは、いつもどおりですみません書影のみでごめんなさい。